MAN WITH A MISSIONが幕張で大暴れ<1>

幕張メッセでライブを行ったMAN WITH A MISSION

 身体は人間、頭はオオカミの姿をしたロックバンド、MAN WITH A MISSION(マン・ウィズ・ア・ミッション)が5月31日、千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示場(1~3ホール)で単独ライブを開催、物語の世界を演出した構成で2万3千人を魅了した。

 3月にリリースされたアルバム『Tales of Purefly』からのツアー『Tales of Purefly Tour 2014』は、全国27カ所で開催し、今回はその中でも最大規模の会場。

 コンセプトアルバムである今作『Tales of Purefly』は、“Purefly”という物質が悪の手に渡ることにより、退廃していく世界をもう一度よき世界にすべく、3人の子供達と究極の生命体MAN WITH A MISSIONによって描かれるSF冒険活劇であり、その世界をライブと映像の融合で表現された。

 オープニングでは、ステージを囲むように設置された巨大モニターに『Tales of Purefly』の物語がアニメーションとなり、会場全体が物語に吸い込まれていく。

 3人の主人公が冒険にでるとセンターモニターが吊りあげられ、センターステージにはメンバーが登場し、会場が大歓声に包まれ冒険がスタートされた。

 「相手ガ2万3千人ダロウト、ビタ一文負ケ気ガシナイ。オ前ラ、カカッテ来イ!!」とジャンケン・ジョニー(Gt,Vo,Raps)がオーディエンスに問いかけると会場のボルテージは一瞬で最高潮に達した。

 前回の横浜アリーナからさらにスケールアップした5匹のオオカミは、バンド史上最大級の幕張メッセでライブを行えた喜び、会場の熱気から『DON’T LOSE YOURSELF』なか、感極まったカミカゼボーイ(Ba)の目が光った。

 ライブ中盤では、“Tales of Purefly”のストーリーの子供たちが実際に現れ、MAN WITH A MISSIONに楽曲をリクエスト。オオカミ達がそれに応えて『Searching life』をアコースティックセットで歌って聞かせるなど物語とライブの融合も垣間見えた。

 コンセプトアルバムのストーリーのように今回のライブも進行し、ジャンケン・ジョニーが「主人公ノ少年達ガ悪魔ヲ倒シ、希望ヲ勝チ取ッタ。我々モ秋ニ、“全米デビュー”ニ向ケテ身ヲ投ジテイキマス。コレカラモ自分達ノ物語ヲ自分達自身デ読ミ進メテイキマス」と語った。

 本編終了後には、緊急発表の一文字がビジョンに流れた。そこには、6月からの全米ツアー『NORTH AMERICAN TOUR 2014』と10月より、自身最大規模となる日本でのホールツアー『PLAY WHAT U WANT TOUR』の開催を報告する文字が。

 『PLAY WHAT U WANT TOUR』は、オオカミ達としては初となる、ファンからの楽曲リクエストによってセットリストが構成されるものとなっている。秋の全米デビューも控えた究極の生命体“MAN WITH A MISSION”に注目が集まる。

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