1-Girls「格好良さと可愛さの両方を」未来に待つ大きな目標に向け邁進
INTERVIEW

1-Girls「格好良さと可愛さの両方を」未来に待つ大きな目標に向け邁進


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年03月15日

読了時間:約8分

 鹿児島・大隅半島出身のダンスボーカルグループの1-Girls(ワンガールズ)が2月19日、シングル「きっと・・・あの先に」でメジャーデビューした。昨年は結成8周年を迎えた1-Girls。リード曲の「きっと・・・あの先に」は映画『セイキマツブルー・アナザーワールド』の主題歌で、透明感のある歌と軽快なリズムが印象的なポップチューン。カップリングの「春恋」は今の季節にピッタリな耳に残るキャッチーな1曲。インタビューではメジャーデビューの心境から、それぞれが今取り組んでいることや、MV撮影のエピソードなどCHIKA、REIRA、HARUKA、RIRIAの4人に話を聞いた。【取材=村上順一】

泣いてしまったメジャーデビュー発表

――メジャーデビューが決まった時の心境は?

HARUKA 昨年の12月に鹿児島で結成8周年を記念した『1 Believe FNC☆スペシャル ディナーライブ』があって、そこでメジャーデビューすることを初めて聞いたんですけど、信じられなくてみんな泣いてしまうほどでした。

CHIKA 聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。ずっとデビューを目指してやってきていましたが、実際デビューが決まると「えっ! 嘘でしょ」みたいな。本当にもう涙しかでないくらいでした。8年間1-Girlsとしてやってきて結成からのメンバーは私だけなので、感慨深くて。

CHIKA

RIRIA 私も発表を聞いて泣いてしまいました。ライブが終わって少し落ち着いたんですけど、それでも感動がすごくて1人で泣いていました。

REIRA ファンの方も泣いてくれて。私もそれを見て、ここまで皆さんが支えてきてくれていたんだなと思いました。感謝をすごく感じた瞬間でした。逆に私は驚きすぎて涙は出なかったんですけど。

REIRA

――今デビューに向けてどんな準備をされていますか。

CHIKA 今やっていることを変えないようにしていました。ダンスも歌も特別なことをやろうとするのではなく、今までの習慣を変えずにやっているんです。あまり意気込みすぎると空ぶってしまうかなと思って。

――個人的にやっていることはありますか。

HARUKA デビューするということはたくさんの人に見られるわけじゃないですか。なので、歌もダンスもクオリティを上げて行かなければと思っています。私の1番の課題は歌なので、特に力を入れています。もっと成長できるように頑張っていきたいです。

HARUKA

CHIKA 私は今、ギターの練習をしています。それは私の特技が今のところ前転しかないので、何か「これが特技です!」と言えるものが欲しいなと思って。まだ全然なんですけど、あいみょんさんの曲とかを弾いて練習しています。

――前転しながらギターも弾けたらすごそうですね! REIRAさんはいかがですか。

REIRA 私はトレーニングをしています。走りに行ったり、筋トレに力を入れています。それをやることによってダンスのキレが変わってくるんです。止まるところもビシッと止まれるようになってきました。

――MVも拝見させていただいたのですが、キレが以前よりもあるなと思いました。気合が入っているのも伝わってきました。

REIRA やっぱりメジャー1stシングルということもあり気合いの入り方が、今までとはまた違いました。

――RIRIAさんは?

RIRIA 私は個性があった方が覚えてもらえるなと思って、CHIKAさんは歌が上手で、REIRAさんはダンスがすごい、HARUKAさんはスタイル抜群ですし、それぞれみんな特徴があるんですけど、自分はまだそういうのがあまりないなと感じています。それで、アクロバットに挑戦したいなと思って。

RIRIA

――アクロバットですか! それはすごいですね。

RIRIA 私は小学生の時にマット運動が好きだったので、できるかもしれないなと思いまして。男性の方でやっている人は多いんですけど、女性ではあまりいないのでやってみたいなと思いました。それでバク転など今ちょっとずつやっている最中なんです。小さい時からやっているとすぐできるようになるみたいなんですけど、中学生を過ぎるとなかなか難しいみたいなんです。それもあってちょっと苦戦しているんですけど、引き続き頑張りたいです。

CHIKA それができれば私が前転しながらギター弾かなくてもすむ(笑)。

STEFAが武道館なら、1-Girlsはドームツアー

――「きっと・・・あの先に」はご自身たちの中ではどのような曲になりましたか。

REIRA この曲は映画『セイキマツブルー・アナザーワールド』の主題歌になっています。<見えているものだけでは いつかきっと不安になるから>の歌詞がすごく好きで、自分が思っていたことをそのまま書いてあるような、共感することが出来た歌詞なんです。それもあって想いを込めて歌うことができる1曲になりました。

REIRA

――REIRAさんは『セイキマツブルー・アナザーワールド』に準主役(メインキャスト)に抜擢されたこともあって、より思いが入りそうですね。

REIRA はい。それもあってより気持ちが入ります。

――レコーディングはいかがでしたか。

CHIKA 私が歌っているパートは音が高いので大変でした。

REIRA 逆にAメロの<この広い世界に>の“この”は音程が低いので難しかったです。低い音で歌うのが苦手というのもあるんですけど…。

HARUKA 私も<この広い世界に>はなかなか曲のリズムに乗れなくて苦戦しました。

RIRIA この曲に限らず私は苦戦してばっかりで、リズムが難しいんです。歌のリズムとダンスのリズムは同じように感じるかもしれないんですけど、また別の難しさがあるんです。

――けっこう時間を掛けてレコーディングはするんですか。

REIRA 時間はそんなに掛けないです。昔は掛かっていたと思うんですけど、慣れてきたところもあって今の方がやっぱりスムーズに出来ていると思います。

CHIKA 昔は何回も録り直ししてましたから。

――成長しているんですね。完成したこの曲を聴いて、どのように感じていますか。

CHIKA この曲を聴くとワクワクします。出来た時はまだ振りがないので、「この曲にどんな振りがつくんだろう」と楽しみがあるんです。自分の声を聴くのはまだ照れ臭いんですけど、みんなの声と混ざった時に、すごく良いものが出来たなと思いました。私は<こんな強がりで 弱虫な自分でも>というところが好きで、聴いてくれた方たちがこの歌詞に対して「CHIKAっぽいよね」と言ってくれるんです。

CHIKA

HARUKA  私は<「Make a dream come True」>がめっちゃ好きなんです。ここの歌詞はグッときます。

――今作のダンスのポイントは?

CHIKA 個人的には最後のサビでみんながパアーっと広がるんですけど、そこが好きで一押しです! あと、曲の最初に手を上げて指を前に指す振り付けがあるんですけど、そこにも注目してもらえたら嬉しいです。

――MV撮影のエピソードはありますか。

CHIKA HARUKAと目が合うシーンがあるんですけど、そこが映っていたのが嬉しかったんです。意識してやっていたわけではなくて自然にそうなったので。今回、白を基調としたスタジオで撮ったので、メンバーそれぞれが全面に見える作品になりました。

REIRA 今回初めてソロで撮影したシーンがあるんですけど、初めてだったということもあり、すごく新鮮な撮影でした。

RIRIA カメラを使って自撮りをしたことが思い出深いです。MVを撮っていない間も、ずっとカメラを回していたのでいつもとは違うワクワク感がありました。メイクをしている時も撮っていたので、みんなのビフォー、アフターが映っていたり(笑)。公開されるかはわからないんですけど、メイキングみたいな映像になっていると思います。あと、本編で自分がカメラ目線になるシーンがあるんですけど、そこが自分のツボにハマってしまって、そのシーンが来る度に笑ってしまうんです。

RIRIA

HARUKA 今まで撮影でズボンを履いたことがなくて、今回はダンススタイルでの衣装だったのでそれも新鮮でした。今回、RIRIAが話していた舞台裏を自撮りしたことや、スタジオで完結したことなど初めてなことがたくさんあったのも印象的でした。

――ハプニングもなく?

CHIKA HARUKAも今回は鼻血も出なかったので、ハプニングはなかったと思います。

――鼻血?

HARUKA 私、よく鼻血が出るんです…。勝手に出てきちゃうんです。

HARUKA

CHIKA ご飯を食べている時に出てる時もあるんです。

――ライブ本番も気が気じゃないですね…。

HARUKA それが練習中には出るんですけど、本番では出たことがないので不思議なんです(笑)。

――それは不思議ですね。さて、前回もお聞きしたのですが改めて今、1-Girlsが目指す目標は?

CHIKA 前回もお話しさせて頂いた『NHK紅白歌合戦』に出たいという思いは今も変わらずにあります。同じ事務所で一緒にメジャーデビューしたStefaという男性グループがいるんですけど、彼らが日本武道館でパフォーマンスしたいと話していたんです。それを聞いた私たちは負けたくないので「Stefaが武道館なら、1-Girlsはドームツアーをしよう」と話していて。あとは1-Girlsの認知度を高めるために、47都道府県ツアーにもチャレンジ出来たらと思っています。まだ私たち東北には行ったことがないので、行ってみたいです。

――Stefaとは同じ1 Believe FNCという事務所は同じですが、お互いがライバルという意識が強い?

REIRA どちらかというとその感じがが強いと思います。たぶん私たちよりもStefaのメンバーの方がそう思っていると思いますけど、方向性が違うこともあって、私たちは特に気にしていないです(笑)。

――そうなんですね(笑)。最後にファンの皆さんにどんな姿をこれから見せていきたいですか。

REIRA 私たち1-Girlsはファンの皆さんにカッコ良さと可愛さの両方を兼ね備えた、素敵な姿を見せられるように頑張っていきたいと思いますので、応援宜しくお願いします!

(おわり)

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