Fukase「世界の終わり」と感じた時を経て…セカオワ10周年に「感謝」
SEKAI NO OWARI
SEKAI NO OWARIがデビュー10周年を迎えた10日、ボーカル・Fukaseが自らの心境を率直にしたためた。
【写真】King Gnu井口がアップした偶然通りかかったセカオワFukase
2010年2月10日に「幻の命」をリリースしたセカオワ。2020年同日にデビュー10周年を迎え、ベストアルバム『Box』をリリースすることが決まった。
10周年当日の10日、自身のインスタグラムを更新したFukaseは、自らが抱えてきた葛藤を率直に記し、これまでの10年、これからへの意気込みを伝えている。
Fukaseは「保護室という監視カメラの前で糞尿を垂れ流さなければいけない部屋に自分がいた時、1番辛かったのは時計が無い事だった」と切り出し、自身が生きてきた“世界”を記していく。
そして、「何日閉じ込められているか分からない。寝て起きた空が朝焼けなのか夕焼けなのか分からない。前進しない毎日が繋がっていくのが怖かった」と赤裸々に綴る。
さらに、「屈強な医者にズボンを脱がされて尻に筋肉麻酔を打たれて床に沈んだ時、自分は社会からドロップアウトしたんだと確信したのを覚えてる」とし、「10代の自分には、それこそ“世界の終わり”と感じる闘病生活の始まりだった」と続けた。
苦しさを抱えた当時を率直に振り返るFukase。ただ、「あれから何年も経って自分は今日で10年間、音楽家を続けられている。こんな自分でも同じような境遇の人達の支えになれたらと踏ん張ってステージに上がっていた時期もあった」と見つめる。
そして、「もちろん、辛いことや悲しい事もあった。でもそれはあの怖かった時間とは違う。前を向いて進めた10年間は本当に煌きのような時間だった。メンバー、スタッフ、そしてやはりこのタイミングはファンの皆に感謝したい」とポジティブに生きてきたことを伝え、そこにはファンの存在が大きかったことを綴った。
Fukaseは「俺たちを、俺たちの音楽を好きになってくれてありがとう。誰かに好きになってもらえる事に感謝出来る10周年以降にしていきたいです。ありがとう そして、これからもよろしくお願いします」とメッセージを締め、最後に「深瀬慧」と記名を入れた。
このFukaseの感謝や思いをこめたコメントにはファンから多くの反響が寄せられた。
コメント欄には「ここまで立ち上がってくれてありがとう」「こちらこそ素晴らしい音楽をありがとう」「SEKAI NO OWARIというバンドに出会えて私の人生は変わりました」などと、ファンの尽きない感謝がメッセージとして届けられている。
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