町田啓太「段ボールいっぱいに」一生分の駄菓子に笑顔、地元群馬で撮影
劇団EXILE・町田啓太(29)が12月1日、都内で、1st写真集『BASIC』発売記念イベントをおこなった。11月24日に名古屋と大阪で開催。この日の東京でのお渡し握手会を含め約4000人のファンが駆けつけた。
本作制作にあたっては「自分らしさ」を目指した。「天才的な方々が集まってくださった」とコンセプトから話し合いを進めたスタッフを称え、「皆のおかげで普段の僕の100倍、120倍増しのものを詰め込んだ写真集ができたと思う。嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔をのぞかせた。
写真家・彦坂栄治氏による全て撮り下ろしの2部構成。新宿・ゴールデン街では大人な表情を、地元・群馬では少年のような表情を切り取った。
新宿編では、好きだという「香港映画や韓国映画のテイスト」を日本に置き換えた場合に浮かんだ街並みが新宿ゴールデン街だったといい「東京で仕事や俳優業を頑張っている心持ちで撮った姿」が表れているという。
新宿が「オン」であれば、「オフ」となったのは青年期まで過ごした群馬での撮影。当初から予定していたといい「そこで映る昔からの心持ちを持った表情や写真が撮れたら良いコントラストになると思った」とその経緯を説明した。
本作には、1万字にも及ぶインタビューと、「作りにもこだわっている。写真集と共に楽しんで頂ける」と自信を持つ、約20分のメイキングDVDが収録されている。
インタビューでは、幼少の頃から一緒だった同級生と小学校の恩師との対談も行っている。「僕も忘れていた記憶も呼び起こしてくれて凄く楽しい座談会になりました。友達だからこその視点で僕のことを言ってくれたり、先生だからこそ思ってくれているあの頃の記憶を喋ってくれて…」と振り返った。
また、お気に入りのカットとして挙げたのは群馬での駄菓子屋での様子。「当時からお世話になっていたおじちゃんとおばちゃんにもお会いして『こんなに小さかったのにね』と、言われながら…袋いっぱいにお菓子をくれて。子供の頃からしたら夢。それが叶った写真でもあります。そのあとにも段ボールいっぱいにくれたりして、もうこれ以上駄菓子を頂けることは生涯ないんじゃないかと思った」と笑みを見せた。
「改めて自分について気づくところがたくさんありました」という今回の写真集。お渡し会は今回の東京、そして、大阪、名古屋とのべ4000人が集まった。
直接ファンに渡せることは「凄く嬉しい」とも語った町田は「握手とお渡しだけなので5秒くらい。でもそのために時間をつくって足を運んでくれて、感想や僕の過去作品の話をしてくれる方もたくさんいらっしゃいましたし、そういった表情を見るだけでもすごくありがたいなと思いましたし、これからの活力を頂いたと思っています」とファンに感謝した。【平吉賢治】
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