「一生懸命に頑張るだけです」実直・町田啓太を形成した青年期「親に感謝」
INTERVIEW

「一生懸命に頑張るだけです」実直・町田啓太を形成した青年期「親に感謝」


記者:木村武雄

撮影:町田啓太

掲載:19年11月19日

読了時間:約9分

 劇団EXILE・町田啓太と言えば、実力派若手俳優のなかでも活躍が期待される逸材だ。昨年は、NHK大河ドラマ『西郷どん』で小松帯刀を好演。その後も『中学聖日記』や『螢草 菜々の剣』など話題作への出演が続く。自身を「飽きっぽい性格」と分析するが、関心のあることはとことん突き詰める。『西郷どん』では手当たり次第に資料を読み込み、撮影前には鹿児島で現地の人に取材したほどだ。20日発売の自身初の写真集『BASIC』には“今”の町田を形成するまでの道のりを、写真などを通して映し出している。町田啓太の素顔とは。【取材・撮影=木村武雄】

一つ一つに一生懸命

 「今、目の前にあることを一生懸命に頑張るだけです」

 この言葉に彼の性格が詰まっている。10代は、剣道や野球など様々なことに触れた。「飽きっぽい性格なので…」という彼だが、一度始めればとことんやる。現に小学生から始めた剣道は二段の有段者。「飽きっぽい」のではなく「満足のいくところまで達したら次に行く」という表現が正しいのかもしれない。

 群馬県・東吾妻町という田舎町で育った青年は高校時代、ダンスに勤しんだ。当時から高い評価を受け、2010年開催の『第3回劇団EXILEオーディション』では約2000人のなかで合格。同年12月、舞台『ろくでなしBLUES』で俳優デビューを飾る。順風満帆なスタートのはずが、公演中に左足アキレス腱断裂、休養を余儀なくされた。

 何かの問題が起きた時、そこで立ち尽くすのではなく、違う方法を考える。それが彼という人だ。

 「そうなったらなったで自分に何ができるのか、自分はどうしようか、ということを一生懸命に考えればいいだけの話だと思います」

 「目の前のことに全力を尽くす」。自然と身に着いた思考は、今、俳優業に活かされている。『西郷どん』では役作りのため、手当たり次第に資料を読み込み、撮影前には鹿児島に入り、現地の人に取材、徹底的に学んだ。そうしたことが演技に表れ、高い評価を得た。

 役者として活動する今、やりたいことはたくさんあるという。

 「1個1個、プロフェッショナルな人たちと一緒に楽しいものをたくさん作れたらいいなと思います」

 「1個1個」――。彼の歩みは一歩一歩誠実にという言葉があてはまる。

 写真集には、今の「町田啓太」を形成する軌跡めぐりともいえる。彼の「大人」と「素」の両面の表情を切り撮ったのは、乃木坂46白石麻衣写真集『パスポート』で知られる中村和孝氏の直弟子・彦坂栄治氏だ。

 「自分はこういう風にしていきたいんだなとか。こういう風にしていくのかな、ということを改めて見つめ直せた機会になりました」

 インタビューに入る前に撮影をおこなった。場所は階段だった。自然と選んだロケーションで、撮っている最中に階段を上がっている姿も撮りたいと思った。一段一段上がるその姿。今思えば、「一つ一つ一生懸命」という彼の性格にふさわしい写真になったと思える。知らず知らずのうちに彼から感じ取っていたのかもしれない。

町田啓太

 ここからは一問一答で紹介する。

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町田啓太
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