堂珍嘉邦、“先輩”山本耕史は「気さくで心強い」
堂珍嘉邦(CHEMISTRY)らが12日、都内でミュージカル『アナスタシア』製作発表会見に臨んだ。この日はWキャストでアーニャ役を務める葵わかな、木下晴香のほか、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、麻実れいが出席した。
本作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。舞台は1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝・ロマノフ2世およびその一族が殺害されたというニュースが溢れるなか、皇帝の末娘・アナスタシアだけは難を逃れ生き続けたという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづく物語。記憶をなくした主人公・アーニャが自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。
W主演となる葵わかな、木下晴香はアーニャ役を演じる。またアーニャに出会い、ともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役は海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴。そして孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役の麻実れいが担当する。
山本耕史とともに、ルシェビキの将官・グレブ役を演じる堂珍嘉邦は「オーディションの機会に恵まれまして、日本で初めて上映される『アナスタシア』に参加できることを非常に光栄に思っております。グレブと同じようにと言いますか、自分が信じていることを真っすぐ、僕自身も一緒に進んで行きたいなと思います」と意気込んだ。
質疑応答では「Wキャスト、トリプルキャストという点が本作の魅力のひとつ、それぞれの相方の印象は?」という質問が投げかけられた。
堂珍は山本に対し「大先輩ですが、僕も40歳を超えているので、耕史さんと呼ばせて頂いています。本当に気さくに接して頂いて、心強いなと思っています。(Wキャストなので)舞台に一緒に立つことはないですが、『日本のグレブは面白いね』という風にお互いなっていけたらいいなと思ってます」とし、改めて「本当に光栄です」と恐縮していた。
また、「グレブ役の魅力は何か」と聞かれ「マイナスからプラスに移り変わっていくという、もしかしたら唯一のキャラクターなのかなと思います。そこのなかでいいスパイスになれればいいなと思っています」と述べた。【平吉賢治】