seven oopsが11月9日、沖縄・桜坂劇場で全国ツアー『seven oops Cafe Live Tour 2019 七驚 ~茶処音楽巡業2019~』のファイナル公演をおこなった。

NANAE

 約1年振りとなる通算5枚目のNEWアルバム『日常』のリリースを控えるseven oops。今年の9月14日の宮崎公演を皮切りに、北は北海道、南は沖縄まで、全国13都市19公演に及ぶ『seven oops Cafe Live Tour 2019 七驚 ~茶処音楽巡業2019~』を開催し、11月9日にメンバーの地元である沖縄で開催されたツアー・ファイナルで幕を閉じた。

前回の全国Cafe Tourは“メキシコ”がテーマであったが、今回のテーマは“中国”!前回はMAIKO(Dr)がメキシコに興味を持ったことが切っ掛けで、それをそのままツアーのテーマにしてしまったが、今回もMAIKOが現在熱心に中国語取得の為に勉強していることが切っ掛けでテーマに決定したとのこと。

seven oops

 タイトルの「七驚=seven oops」、「茶処=Cafe」、「音楽巡業=Live Tour」と漢字に変換して銘打たれている。そして、沖縄公演を前にした10月31日未明に発生した首里城の大火災は沖縄出身・在住のメンバーも大きなショックを受けたという。seven oopsとして出来ることを話し合った上で、“seven oops 首里城再建・復興プロジェクト 第1弾”として沖縄公演で販売したグッズ収益を寄付する事を決定した。開場の1時間前からグッツを求める多くのファンが列を作っていた。メンバーの想いや願いが沖縄の象徴の一つでもあった首里城の一日も早い復興・再建に確実に繋がることだろう。

seven oops 首里城再建・復興プロジェクト

 会場の桜坂劇場は立ち見がでる程の満員のファンで埋め尽くされた。沖縄公演も東京・愛知・大阪の3会場と同じようにサポートにキーボードを入れたスペシャルな4人編成が組まれ、「愛の言葉」からライブがスタートする。「Fly」「スイート・ドライブ」とファンにはお馴染みの人気曲を披露し、会場のボルテージを一気に上げていく。アコースティックとは思えない熱量に会場が包まれると、ここでNEWアルバムに収録される新曲「さらば」「Happy Life」を披露する。アコースティックライブならではの音と歌声による緩急の使い分けが絶妙の一言である。

seven oops

 中盤から後半も「オレンジ」「世界を回せ!!」「相愛性理論」の人気曲と、「この島で」「横恋慕」「木漏れ日」などの新曲を織り交ぜながら、“盛り上り”と“聴かせる”の二面性を体現させてくれた。特にNANAE(Vo)がアンコールで一人で披露した「木漏れ日」は会場中から啜り泣く声が多く聴こえていた。

 また、seven oopsのアコースティックライブの人気の由縁は、こうした楽曲やパフォーマンス力もさることながら、飾らないアットホームな雰囲気の中で終始飽きのこないMCも一つの要因と言っていいだろう。今回のツアーの裏話やグッツ制作秘話、更にはNEWアルバムの制作秘話など、常に会場からは笑い声が起こっており、芸人顔負けのMC力が彼らの魅力に大きな華を添えている。

 そして、アンコール時には来春バンドツアーを開催する事を発表した。東京・愛知・大阪・沖縄の4都市4公演と各公演の日程が発表され、詳細に関しては今後随時発表していくとのこと。

セットリスト

『seven oops Cafe Live Tour 2019 七驚 ~茶処音楽巡業2019~』

11月9日@沖縄・桜坂劇場

1.愛の言葉
2.FLY
3.スウィート・ドライヴ
4.さらば
5.Happy Life
6.笑って
7.虹色
8.オレンジ
9.この島で
10.横恋慕
11.世界を回せ!!
12.相愛性理論

ENCORE

Enc1.木漏れ日
Enc2.Ride on!

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