ZEROSTYLE「自由にスタイルを変えられる」3人の“素顔”に迫る
INTERVIEW

ZEROSTYLE「自由にスタイルを変えられる」3人の“素顔”に迫る


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年10月25日

読了時間:約12分

 3人組ユニットのZEROSTYLE(ゼロスタイル)が10月2日、ミニアルバム『2020』でメジャーデビューした。MISUGU(Vo,Perc)、SHUN(Vo,Gt)、MAO(DJ)の3人からなるユニットで、2016年に結成。幾度のメンバーチェンジを経て現在の編成になる。『メルカリ』の動画配信サービスで配信者ランキング1位を記録、ボーカルのMISUGUは韓国のボーカルグループ・2AMのイ・ミンの日本ツアーのゲストボーカルとして2PMの楽曲を各会場でデュエットするなど活躍。メジャーデビュー作の『2020』はインディーズ時代からサウンドプロデューサーを務めるPENGIN・サンシロウを迎え制作し、幅広い音楽性の6曲を収録した。インタビューでは『2020』の制作背景から、3人の素顔に迫った。【取材=村上順一】

3人の“素顔”に迫る

『2020』(TYPE-A)ジャケ写

――10月2日にメジャーデビューされましたが、実感は湧いていますか。

MISUGU 先日デビューさせていただいて、初めてのライブをやらせていただきました。ファンの方からお祝いのメッセージをいただいて、そこでやっと「デビューしたんだ」と実感が湧きました。それまではあまり実感がなくて、皆さんが応援してくれている事を知って、やっと湧いてきました。あと、知り合いにカラオケに僕らの曲が入ってるかどうか確認してもらったり。

MAO 僕もプロモーションで色々回らせていただいて、やっと実感してきた部分はあります。

SHUN 僕は以前から自分が見ていたサイトや、歌詞サイトなどで、自分たちの曲が掲載されているのを見てデビューを実感しました。あと、知り合いから「CDショップで置いてあるのを見たよ」という言葉も大きかったです。

――それすごく嬉しいですよね。さて、皆さんがどんな方達なのか知りたいのですが、お2人から見て、MISUGUさんはどんな方ですか。

SHUN 良い意味でぬけてる部分はあるんですけど、僕とは年齢が6歳離れていることもあって、頼れる存在でもあります。でも、この前もラジオのメッセージで噛んじゃったり、大切なところでダメなんですけど(笑)。

MISUGU 大切なところで噛んじゃうんですよ(笑)。「HUMAN」の最後のサビなんか早口ですごく大変なんです。

SHUN でも、フリマアプリ『メルカリ』の配信で1位になれたのはMISUGU君のアイデアなので、行動力があるんです。

――なぜ『メルカリ』で配信しようと思ったんですか。

MISUGU 事務所の社長が面白い事をやりたいと話していて、その中で勧めてくれたのが『メルカリ』での配信でした。僕らも知らなかったんですけど、アーティストで配信している人がいなかったんです。最初は生ライブを配信していたんですけど、伝わり辛い部分があって、それぞれでアルバムの曲の解説をして、歌って、そのなかでCDを買って頂いて。それで味を占めてしまったんです。

――歌の実演販売ですね。

MISUGU そうなんです。その中で長時間配信をして、どのくらい売れるかにチャレンジしたりとか、色々やってました。配信というのは初めての方に知ってもらうのに手軽でしたから。

――大成功でしたね。続いてはMAOさんはどんな方でしょうか。

MISUGU 天然です(笑)。MAOはノンストレスで、何も考えていないみたいな感じです。メンバーなんですけど、何を考えているのかわからないところがあります。

SHUN メンタルが柔軟なんです。何でも流してしまうところがあります。

MAO 確かに僕は色んなことを気にしないで生きています(笑)。

SHUN 例えば今日も禁酒しているのにchampagne(シャンパン)と書かれたシャツを着て来ちゃうとか。

――禁酒されてるんですか。

MAO はい! 1日5杯までと決めてます!

MISUGU けっこう飲んでるし(笑)。でも、クッション材みたいな役割をしてくれているので、MAOがいて良かったなと思えるんです。

SHUN 僕とMISUGUで意見が分かれることもあるんですけど、上手く間を取り持ってくれたり。

――ZEROSTYLEの潤滑剤みたいな感じですね。SHUNさんはどんな方ですか。

MISUGU SHUNは根暗です(笑)。陰キャというやつですね。

――散歩が趣味と書いてあったので、そんなイメージはなかったです。

SHUN 散歩はするんですけど、アウトドア派の人みたいに車でどこか行ったりとかは全くなくて、僕は行っても身近な映画館とか、かなりインドアなんです。

MISUGU あと若いけど、めちゃくちゃしっかりしています。それは出会った時からそう思っていて。ちょっとオッサンっぽいところがあるんですけど(笑)。

――面白い3人が揃いましたね。ちなみにZEROSTYLEはどういった流れで組まれたグループなんですか。

SHUN MAO君がもともとダンスボーカルグループを組んでいて、そこにバンドを、やっていた僕が加入しました。そして、シンガーソングライターとして活動していたMISUGU君が入ってきたんです。

MISUGU それでダンスボーカルグループとしても活動していたんですけど、アコースティックでも出来たら良いよねとなって。

SHUN その中でメンバーチェンジもあって、今のメンバーに落ち着いたところがあります。MAO君は元々ダンサーだったんですけど、DJをやってもらって、DJスタイルやアコースティックスタイルなど、色んな形で活動しています。

――ということはMAOさんが踊ったりすることも?

MAO そうですね。気が向いたら踊ります(笑)。その時の空気を読んでDJブースから出て行くか、行かないか決めてます。

――ダンスボーカルグループだったということはMAOさんは歌も歌えるんですよね?

SHUN 歌えますけど、実力は「中の下」ぐらいですよ(笑)。

MAO だったら「下の上」の方がいいかも(笑)。

――さて、ZEROSTYLEという名前はどなたが付けられたのでしょうか。

MAO 元々のダンスボーカルグループのグループ名がZEROでした。

MISUGU そこにSTYLEをつけたんですけど、無味無臭といった、何も染まらないというイメージがZEROという言葉にありました。それもあって色々やってきても毎年ゼロに戻っちゃうんです(笑)。メンバーも最初は7人から5人、そこから3人になって、毎年ゼロスタートみたいな感じで。

SHUN 自由にスタイルを変えられるという意味もあります。

――けっこう激しく編成が変わってるんですね。さて、デビュー作となる『2020』がリリースされましたが、このタイトルに込められた意図は?

MISUGU 来年がオリンピックイヤーでスポーツがすごく盛り上がって、そこで色んなドラマがあると思うんです。そういった中で「飛躍を誓う」という僕たちの想いを込めているんです。

――ZEROSTYLEはスポーツとの親和性もあるんですか。

MISUGU 僕は大分の出身で、今ラグビーが盛り上がっていますが、木津武士選手が同じ出身だったり。

SHUN 僕は小さい頃から卓球をやっていました。ウチは卓球一家で親もやっていて、姉が2人いるんですけど、そのうち1人の姉が卓球やっています。

――SHUNさん、めちゃくちゃ上手いんじゃないですか。

SHUN 僕は東京出身なんですけど、区の大会でベスト8に入ったことがあります。

MISUGU 実は僕も昔、卓球部だったんです。MAOも卓球できます(笑)。

MAO やったことないけど(笑)。

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