『ターミネーター：ニュー・フェイト』

　『ターミネーター』の最新作『ターミネーター：ニュー・フェイト』が11日８日に全国公開される。映画史に名を刻む『ターミネーター』シリーズは、誕生から34年の時を経て、なぜここまで長年の間、ファンに愛され続けるのか。シリーズのアイコンであるターミネーター“T-800”を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーはその理由について登場人物の”キャラクター”に秘密があることを明かした。

　第一作がジェームズ・キャメロン（『アバター』『タイタニック』）の監督・脚本で製作され、大ヒットシリーズとなった『ターミネーター』（日本公開1985 年）。その最新作に、シリーズの伝説的キャストであるアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの最強タッグ、そして、伝説の生みの親でありながら、シリーズ最大のヒット作『ターミネーター２』（日本興行収入95 億円）以降、シリーズへの直接的な関与がなかったジェームズ・キャメロンが製作に復帰。更に『デッドプール』の大ヒットで世界中を驚かせたティム・ミラーがメガホンを取るという、ハリウッドを代表するヒットメーカーと注目の実力派監督の奇跡のタッグが実現。『ターミネーター２』の正統な続編を描くとして全世界から注目を集める『ターミネーター：ニュー・フェイト』は、11月８日より全国公開となる。

　一度は回避したと思われた人類滅亡の日“審判の日“。だが、その危機はまだ終わってはいなかった…。人類の命運を握る女性ダニーを守る謎の戦士グレースと、女性の命を狙う凶悪に進化を遂げた最新型ターミネーター REV-9（読み方：レヴ・ナイン）との壮絶な攻防。そして彼らの前に現れる、サラ・コナーとT-800。人類と地球の未来をかけた壮絶な戦いの火ぶたが、再び切って落とされる…。

　数あるSF 映画やアクション映画の中で、傑作として映画史に名を刻む「ターミネーター」シリーズ。誕生から34 年の時を経て、なぜここまで長年の間、ファンに愛され続けるのか？　シリーズのアイコンであるターミネーター“T-800”を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーはその理由について「何より魅力的なキャラクター達のストーリーがいい。僕はキ
ャラクターたちが如何に感情に溢れているかに驚かされたよ。『タイタニック』も主人公
たちに最後まで感情移入できるかな？と思ったが、最後には本当に感動させられたよね？本作も同じように仕上がっているんだ」と感情溢れる“キャラクター”達で構成されていることが最大の魅力だと分析する。

　また、ジェームズ・キャメロンより本作の監督のバトンを渡されたティム・ミラーは「サラ・コナーは、史上最高のSF 作品が生んだキャラクターだ。私がシリーズを大好きな理由は、サラははじめとするキャラクター達の存在なんだ」とやはり魅力溢れるキャラクターの存在を語る。キャメロンと言えば、これまで『エイリアン２』(86)のリプリーや、『タイタニック』(97)のジャックやローズなど数々の有名キャラクターを誕生させているが、本シリーズで愛されるサラ・コナーとT-800らはその代表格でもあるのだ。

　世界中を熱狂させ、不朽の名作となった「ターミネーター」シリーズ。シリーズ最大のヒット作『ターミネーター２』は全世界で5 億2088万ドル（Box Office Mojo 調べ）を記録し、全世界の1991 年の年間興行収入ランキングでは堂々1 位を記録。また、日本でも同年の興行収入ランキングで第1 位を獲得している (日本映画製作者連盟調べ) 。さらに、英映画誌”Empire”が選んだ「史上最高の映画キャラクター100 人」に例年T-800 とサラ・コナーが選ばれるなどキャラクター人気の高さも誇っている。

　そんなシリーズの生みの親キャメロンは「本作のストーリーを書いたときから、本作は最も恐ろしいと同時に、最高の映画になると確信したんだ。『ターミネーター』シリーズが長年支持されていることにとても感謝している。ファンは、これまで誰も観たことのない新しい要素が詰まった本作も気に入ってくれるはずだ」と自信の程を語る。本作は人々の心を鷲掴みにしてきた『ターミネーター２』に続く物語ということで、シリーズを継承する“愛され作品”になることは間違いないだろう。

　『ターミネーター２』の世界を踏襲しながらも、過去作を遥かに凌ぐ迫力とスピード感で進化した『ターミネーター：ニュー・フェイト』。映像の革命児として常にハリウッドリードし続けるジェームズ・キャメロンと、『デッドプール』のブッ飛んだ脚本と演出で一躍高い評価を得た実力派監督ティム・ミラーがタッグを組み描かれる「ターミネーター」の世界に、再び世界中が興奮させられることは間違いないだろう。

『ターミネーター：ニュー・フェイト』
１１月８日（金）全国ロードショー
配給＝20世紀フォックス映画
監督＝ティム・ミラー
製作＝ジェームズ・キャメロン、デイヴィッド・エリソン
キャスト＝アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ
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