ムロツヨシとchay

 シンガーソングライターのchayが16日、都内でおこなわれた、映画『ダンスウィズミー』初日舞台挨拶に登壇。ムロツヨシに歌手としてのコラボを熱望した。

 映画は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』の矢口史靖監督の最新作。音楽を聴くと勝手に歌い踊ってしまう催眠術にかけられた、ミュージカル嫌いの静香(三吉彩花)の姿を描いたコメディ・ミュージカル。日本に先行して海外で公開され、第23回モントリオールファンタジア国際映画祭で観客賞を受賞している。

 この日、主演の三吉彩花とやしろ優、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明、そして矢口史靖監督とともに登壇。劇中で、ワケありストリートミュージシャンの洋子を演じたchayは冒頭で「楽しくさせて頂きました」と笑みを見せ挨拶した。

chay

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 トークのテーマが「撮影中に笑えたこと」におよぶと、「ずっと笑ってたから(エピソードが)いっぱいある」というchayは「叫ぶシーン」を選んだ。

 「始まってすぐの頃に、監督が『ハイ! 叫んで!』と言うんですけど、なかなか人生であそこまでは叫ぶことはない。スタッフさんもいたり、演技もやったことがなかったりしたので、羞恥心もあって叫べなかった。でも監督が叫べレッスンをしてくださって。スタッフさんと5人ぐらい円になって。監督が『熱いんだよ!』と叫んで、スタッフが『冷やし中華食べたいんだよ!』と叫んで、それで私がセリフが叫んで、そうしたらできるようになったのでさすがだと思いました」。

 この日は事前に「この夏、誰と何をしてみたいか」ということをボードにしたためていた面々。「デュエットソングwithムロツヨシさん」と書いたchayは、驚くムロツヨシを横に「(ムロさんは)今回そこまで歌うシーンはなかったじゃないですか。絶対にお上手ですよね?」と問いかけると、ムロは「そんなそんな」と謙遜するもすぐに「でもそうかな。chayちゃんが言うんだから」と受け入れた。

 chayは続けて「わかります。のどの感じとか、お上手そう。女性同士しかコラボレーションしたことがないので、やりたいなとずっと思ってた」と明かすと、ムロは「え! 楽曲なの? おおおおお、分かった。今から練習する」と戸惑いながらもまんざらでもない様子を見せていた。

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