山崎賢人&土屋太鳳

 山崎賢人と土屋太鳳が、2020年配信予定のNetflixオリジナルシリーズとして制作される、麻生羽呂原作の大ヒット・サバイバル・サスペンスコミック『今際の国のアリス』(週刊少年サンデーS/週刊少年サンデー)でW主演を務めることが決まった。山崎は「共に大変な時期を乗り越えてきた土屋太鳳ちゃんと今、また一緒に頑張れることを嬉しく思っています」、土屋は「演じるというより、私自身が“げぇむ”に参加する気持ちで勝負し、がむしゃらに生き抜こうと思います」とそれぞれコメントしている。

 山崎賢人は、主演作『キングダム』が大ヒット、今夏には声優に初挑戦したアニメーション映画『ニノ国』も公開予定。土屋太鳳は今年、ハリウッド映画『バンブルビー』で初の吹替声優を務め、2019年上半期のCM放送回数で女性部門1位に輝くなど、両者とも幅広い活躍で知られる、人気実力とも若手俳優のトップランナー。2015年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『まれ』、同年公開の映画『orange-オレンジ-』以来、4度目の共演が実現する。

 廃墟と化した渋谷を舞台に、壮大な“げぇむ”が繰り広げられる原作に挑むのは、『アイアムアヒーロー』、『GANTZ』、『いぬやしき』、そして中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久氏のベストセラー漫画を実写化した映画『キングダム』など、これまで「映像化不可能」と言われてきた漫画原作の実写化を手がけ、原作を活かしつつも練りこまれた物語と、質の高い映像で多くの観客を魅了してきた佐藤信介監督。今年春公開の『キングダム』の大ヒットから早くも、山崎賢人×佐藤信介監督という最強タッグで新たな物語が誕生する。

 また、土屋太鳳は『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』(13)以来の佐藤組の参戦で、身体能力の高さを生かした演技に今から期待が高まる。

 『今際の国のアリス』は、「週刊少年サンデーS」で2010年から2015年まで連載後、「週刊少年サンデー」にて2015年から2016年まで連載された、大人気コミックス(全18巻)。

 やりきれない日常に苛立つ無職の有栖(アリス)良平が、仲間二人と東京をブラつくある日、不思議な光が放たれ、気づけば周囲の人気は消えていた。しかしその空っぽの東京では“げぇむ”が次から次へと始まり、一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスたちは必死に戦うしかななかった――。今際の国で巻き起こる、ミステリー・アクション・人間ドラマ満載のSFサバイバル・シリーズ。山崎賢人は有栖(アリス)良平役、土屋太鳳は、ヒロインで、”げぇむ”の会場でアリスと出会う驚異の身体能力を誇るクライマー、宇佐木(ウサギ)柚葉役を演じる。

 麻生羽呂のオリジナリティ溢れ、映像化不可能ともいえる難解な世界を舞台にしたストーリーを、佐藤信介監督がどのような映像世界にするのか、今から期待が高まること必至のタイトル。2019年はすでに、『全裸監督』『愛なき森で叫べ』『FOLLOWERS』など、話題の国内オリジナルタイトルを発表しているNetflixが新たに手掛ける超話題作、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』は2020年、全世界独占配信予定。

山崎賢人/有栖(アリス)良平役・コメント

――出演が決定した際の意気込み。佐藤監督、土屋太鳳さんとの再タッグについて。

 世界レベルの大規模な日本のコンテンツを作ろうという企画にとても惹かれ、しかも佐藤監督とまたこうして大きな作品に挑戦できるということで出演を決意しました。この作品は精神的にも体力的にもとても苦しい撮影になると思いますが、共に大変な時期を乗り越えてきた土屋太鳳ちゃんと今、また一緒に頑張れることを嬉しく思っています。

――全世界190カ国に配信されることへの期待感は。

 作品を作る中で新しい時代に向けて挑戦していくことはとても大切なことだと感じています。この作品を通して新しい表現、新しい日本のコンテンツを世界中に発信できればと思います。

土屋太鳳/宇佐木(ウサギ)柚葉役・コメント

――出演が決定した際の意気込み。

 まさか私に、この作品への入り口が開くとは思ってもいませんでした。

 素晴らしい原作の存在は敬意と共に緊張や畏れも感じますが、ウサギも今際の国へいざなわれた当初は、同じような戸惑いを感じながら覚悟を決めたかもしれません。

 様々な捉え方はあると思いますが、私はこの物語は、非常にリアルな世界を描いていると思います。

 演じるというより、私自身が“げぇむ”に参加する気持ちで勝負し、がむしゃらに取り組もうと思います。

――佐藤監督とは『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』、山﨑賢人さんとはNHK朝の連続テレビ小説「まれ」、映画『orange-オレンジ-』以来の再タッグになることについて。

 感無量です。私が20代のスタートダッシュに賭けた頃を知るお二人であり、新たな役での再会は目標の一つでした。未熟な私が女優として存在することは”げぇむ”で存在し続ける難しさに近いものがあります。私はこの四年ただ無我夢中で、自分が何をしてきたのかを把握出来ていません。全力疾走のつもりが後ずさりしたかもしれません。でも情熱だけは込めました。その情熱をウサギの生き様に注ぎ、再タッグに挑戦したいと思います。

――全世界190カ国に配信されることへの期待感。

 映画なら公開規模、ドラマならオンエアの地域など、何らかの要素が限られる中で観ていただくことが多い映像作品ですが、その枠さえ別次元となる配信は意識の革命だと思いますし、演技にも新たな密度が必要なのかなと思います。
 
 世界への移動時間が短くなっても、文化や歴史の中には壁や溝がまだまだありますし、命に向き合う表現は本当に難しいですが、感動という衝動の力を信じ、作品を通して、その衝動の種を蒔きたいと思います。

監督:佐藤信介・コメント

――W主演キャストについて。

 山崎賢人さんとは、前作、『キングダム』に続いて、ご一緒することになりました。内容、キャラクター、世界観が全く異なるこの作品で、またご一緒できることをとても喜んでいます。世界中に拡がる観客に、あっと驚く作品を作るべく、一緒に頑張ります。土屋太鳳さんとも、『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』でご一緒しました。時を経て、様々なフィールドで大活躍される土屋さんと、また新しい挑戦ができることを楽しみにしています。絶望的な世界で、それでもなお、自らの力によって生きようとするウサギという女性像を、共に作っていけたらと思っています。

原作者:麻生羽呂・コメント

――W主演キャストについて。

 日本のトップを走る豪華キャストに演じてもらえるアリスとウサギは幸せものです! 自分が作ったキャラクターに、役者さんの解釈や感情、人生観が加わりどんな風に演じられていくのか興味津々です。大勢の人に楽しんでもらえる作品になってくれれば本望です。

プロデューサー/森井輝(ROBOT)・コメント

――山崎賢人・土屋太鳳キャスティング理由。

 クリエイティブの自由度の高いNetflix だからこそ実現できる物語として本企画を立ち上げたのが、約2年前。世界市場を視野に、日本独自の突き抜けたエンターテイメントを全世界に届けるに当たり、若き男女の日本のエースと組まなければならない、と思っていました。繊細さと優しさ、また突破口を切り開く観察力と洞察力を持ち合わせたアリスには山崎賢人さん、驚異的な身体能力を持ち、孤高でありながらアリスと出会い、次第に寄り添っていくウサギには土屋太鳳さん、この二人しかいない! と思います。

Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター/坂本和隆・コメント

――本作をNetflixで実写オリジナルシリーズ化するあたって。

 日本を代表する監督、キャスト、スタッフ総集結で、本作を制作できることを大変嬉しく思ってます。空っぽのディストピアの東京を舞台に、現代(いま)を生きる若者たちが織りなす人間ドラマを、佐藤監督が切り取る新たな映像アプローチで全世界にインパクトをお届けしたいです。

※なお、山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)。

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