大阪☆春夏秋冬「夢を、元気を、勇気を届けていく」大阪の地から発信する愛
INTERVIEW

大阪☆春夏秋冬「夢を、元気を、勇気を届けていく」大阪の地から発信する愛


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年08月04日

読了時間:約13分

 大阪在住6人組ダンス&ボーカルグループの大阪☆春夏秋冬が7月31日、メジャー2ndミニアルバム『ガチ上がるハイテンションまで夢じゃないこの現実』をリリース。グループ初となるアニメタイアップでTVアニメ『FAIRY TAIL』OPテーマ「NO-LIMIT」や、メンバー初作詞参加の楽曲『その手』など6曲を収録。昨年6月にリリースしたメジャー第一弾アルバム『SSFW』から約1年振り。今作制作までの経緯や、グループの“大阪愛”など、現在の大阪☆春夏秋冬のスタンスや心情に迫った。【取材=平吉賢治/撮影=木村陽仁】

こだわりの“大阪感”

――大阪☆春夏秋冬のみなさんは生粋の大阪人ですよね。今作はアーティスト、プロデューサー、クリエーター陣が全員大阪人という、大阪エッセンス満載の作品ということですが“大阪感”にはこだわっている?

EON 標準語で喋るのが難しいくらいです(笑)。

EON

MANA たまに取材などで東京での生活が続くと、関西弁と標準語が混ざって変な感じになっちゃうんです。

MANA

EON 大阪でも大阪弁が濃い地域に私達は住んでいるんです。だから、よりコテコテの大阪弁というか。

ANNA 東京の現場の方と接していても大阪弁がうつったりするんです(笑)。

ANNA

――大阪弁は人情的な温かみがあるし、日常的に話にオチをつけたりして面白いし、とても魅力的と感じるんです。だから私も大阪弁に憧れているところがあります。

RUNA 大阪に3年もいたら大阪弁になりますよ!

RUNA

MANA 大阪☆春夏秋冬と喋る機会がいっぱいあったら、きっと大阪弁マスターできますよ!

EON 話に落ちがあるって言っても、だいたい「まあ、知らんけど」がオチですけど(笑)。

――それが最後にあるだけでも和むんですよね。YUNAさんの大阪的こだわりは?

YUNA リリース日も、前回も今回も大阪でリリースイベントをするというこだわりがあるんです。メンバーもスタッフさんも含めて全員が「発売日は大阪でやろうや!」と。

YUNA

MANA いま大阪はバンドシーンが熱いので、ロック魂も大阪で培って、関係者の方々もロック関係が多いので、そんな大阪で作らせて頂いた今作は、新しい一歩を踏み出せたミニアルバムになったと思います!

――そんな大阪でおこなわれた6月29、30日のワンマンライブの感触はいかがでしたか?

EON 大阪でライブをするときにいつも思うんですけど、ファンの方が元気でよく喋る方が多いんです。MC中に喋りかけてくるんです。私が喋っているのに「ANNAちゃんカワイイ!」とか。「ちょっと黙ろか?」って(笑)。

MANA バッサリ切るんですよ(笑)。

――大阪弁のバッサリ切る感じは冷たさがないんですよね。指摘して笑いが起きるというか。

EON そうなんです。キツくないというか、大阪人はそれが普通なんです。アットホームで素でいられる大阪のワンマンは楽しかったです。

RUNA 大阪は私達の地元でもありますし、ずっと育ってきた所なので凄く大切にしている場所なんです。関東の方々が遠征で来てくださったりもして、大阪を一緒に愛してくださってるのが凄く嬉しいんです。

MAINA 私は2DAYSが終わった瞬間に、達成感というかどこかに悔しさを感じました。自分が持っている能力を、自分で上手く引き出せていないのが悔しくて…もっとできたよねって。だから、大阪ワンマンを終えたときは「もっともっと頑張ろう!」と思えた、自分の中にある熱い魂を燃やしてくれたライブでした。

MAINA

YUNA 大阪でのワンマンは1年振りくらいだったんですけど、待ってくださっている感じ、この日を迎えられたという期待感を凄く感じました。ワンマンライブ2DAYSで完結させたくないというか、またもう一回ライブに来て頂きたいという想いが強くなりました。ライブで「応援してください」と言うことが多いんですけど、応援というよりは、ライブでのその瞬間や余韻をみなさんに楽しんで欲しいという想いがあるんです。なにより楽しんで欲しいんです! そういった気持ちが届けられたと思いました。

MANA 今までのライブでは、セットリストなどは自分達で作らせて頂いていたんです。途中でDJタイムがあったり、メンバーがフロアから歌い出すサプライズがあったりと、セルフプロデュースしたなという実感が今までで一番濃いワンマンライブでした。そうやって私達がトライしたことに対して、ファンの方々が「楽しかった!」「びっくりした!」とか、そういう反応を頂けたんです。

MANA 今まで何回も来てくださっているお客さん方にも「新しい感覚で楽しんで頂けるように」という想いを込めてパフォーマンスしたライブだったんです。常に新しい刺激を感じて欲しくて。SNSの反応で知ったんですけど、みなさんそれぞれ「あそこが良かった!」というポイントが何カ所もあったんです。それが凄く嬉しかったし、思い出に残るシーンがいっぱいあるワンマンライブになって良かったなって思いました。ライブでファンの方々の笑顔を見るのが本当に好きなんです。みんなが笑顔になってくれる場を、これからもずっと作っていきたいと思いました!

EON MANAちゃんのよく喋るそういう所も好きです(笑)。

ANNA MANAが言ってくれたように見どころ満載の2日間でした。その中でも一番決め手となるものが、『a-nation』(※エイベックスが毎年7月から8月にかけておこなう夏の野外ライブイベント)の前夜祭を勝手にしちゃおうというものだったんです。私達の大先輩であるTRFさんや倖田來未さんの曲をカバーさせて頂いて、ファンのみなさんと私達とで、“road to a-nation”じゃないけど、そういう形の前夜祭をワンマンライブでさせて頂いたんです。 a-nationに対してのモチベーションをファンの方々と一緒に上げていったので、それも凄く印象に残りました。

――ファンの方々も驚かれたのでは?

ANNA そうなんです。前触れもなく急に勝手に前夜祭をさせて頂いたので(笑)。 a-nationに繋げることができた2日間だったんじゃないかなと思います。

――ちなみに倖田來未さんのどの楽曲をカバーされたのでしょうか?

ANNA 「キューティーハニー」です! 倖田來未さんが使っている音源をそのまま使わせていただいて。倖田さんのコーラスも入っているやつを。

――倖田來未さんも関西出身ですよね。リスペクトがある?

ANNA めっちゃリスペクトしてます! 

――他にリスペクトしていたり、参考にしているアーティストは?

MAINA アゲインスト・ザ・カレント(米・ロックバンド)とか、ONE OK ROCKさんとか、パラモア(米・ロックバンド)とか。そういうロック系の歌い方を参考にしたりします。やっているジャンルとして少し似ているから吸収しやすいという部分があるんです。

YUNA 若手のバンドが私はめっちゃ好きです。キイチビールとか。参考にしているのはLiSAさんです。

MANA 私は阿部真央さんが大好きです。格好良いロックの曲からカワイイ綺麗な曲まで歌うところを尊敬しているんです。私はハモリを担当する2ndボーカルなので、ゴリゴリのロックのなかにもMAINAの声に寄り添うボーカルはどうしたらいいかとか、“勢いがありつつも寄り添える声”が出せる歌い方ができるように阿部真央さんの色んな曲を聴かせて頂いて勉強しています。ちなみに、「その手」のコーラスは私が作らせて頂いているんです。色んなパターンを考えて、そこからmasasucksさんに選んで頂いたんです。

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