遊園地に行く時のワクワクを感じて欲しい
――表題曲の「YUME UTSUTSU」は、アップテンポのダンスナンバーで、後半にはラップも出てきます。
桑原さんから、ラップを入れても面白いんじゃないかと案をいただいたのもあって。ただ私はBボーイではないので、ラップ風という感じですけどね。
最初にアルバムタイトルに『YUME UTSUTSU』と付けて、これに合うキラーチューンにしたいと思って作りました。夜に寝落ちして、深夜1時くらいにメロディが浮かんでバッと起きて、いてもたってもいられなくなって、そのまま作り始めたら朝になっていて。本当に、夢うつつの状態で作った曲なんです。
――歌詞で韻も踏んでいるのもポイントですね。
そうですね。ちょっとクスッとできるようなポイントをたくさん入れたいと思って作ったから、制作中も終始笑いながらだったと言うか。
――最後に和歌を詠むようなパートもあって、急に和のイメージになるところでもクスッときました。
「おっ!?」と、なってもらえるんじゃないかと思って。実はその部分は、最初はなかったんですけど、スタジオで「ここにDメロがあったら、すごくいいよね」という話になって。それで、その時の勢いでDメロを考えたんです。そこにどういう言葉を乗せるかは、桑原さんと一緒に考えました。だから作詞が、桑原さんとの共作になっているんです。「夢うつつ」という言葉も和歌のような言葉だし、和のイメージで拍子木の音も入れてみました。
和もあるしラップもあるし、ゴチャゴチャ感と言うか…。“夢”って、何でもアリじゃないですか。だから歌詞は、そういう夢だか現実だか分からないくらいゴチャゴチャだけど、楽しいからいいや! みたいなイメージです。ライブでも、みんなが楽しめる曲になればいいなと思って作りました。
――ちなみに、よく見る夢は?
ゲームの『荒野行動』にハマっていた頃は、自分がゲームのフィールドに入ってプレイしている夢をよく見ました。撃たれると、ゲームみたいに目の前が赤くなるという(笑)。
あとは熱を出した時に、夢と言うか、本当に見たんですけど。小さい私が10人くらいいて、大きくて黒いダースベイダーみたいな敵とバレーボールの試合をしていたんです(笑)。きっと私の細胞が風邪の菌と戦っている様子が、可視化されたんじゃないかと。私は朦朧としながら、「頑張れ~私たち!」と思って見ていたという…。
――それはきっと幻覚ですね(笑)。
見たと思うんだけどな(笑)。
――そして、本作を引っ提げて、名古屋と渋谷でワンマンライブがあります。
クラウドファウンディングで、TENDERLAMPのシンボル看板を作ったので、渋谷ではそのお披露目をします。ステージ上をエンターテインメントで溢れさせたくて、渋谷WWWは客席が階段状になっていて、どこからでもステージ全体が見える作りなのでこの会場を選びました。
――シンボル看板のデザインは、サーカスのテントとか遊園地のメリーゴーラウンドの屋根みたいなイメージですね。
そうそう。子どもの頃に、遊園地に行く時はすごくワクワクして。そういう感情を忘れたくなくて、そういう雰囲気を作りたいと思って。今回のミニアルバムも、まるで遊園地に来た時のような気持ちになってもらえるんじゃないかと思って、「BURE-NIGHT -MAGIC」のイントロも作ったんです。
――サーカスは、観に行ったことはありますか?
ありますよ。町内会の遠足みたいなので行きました。サーカスって、街にやって来てくれるんですよね。ある日突然、広場に大きなテントができていて。すごく夢があると思って。だから、サーカスが全国を渡り歩きながら夢を届けるような感覚で、私もいろんな街でライブができたらいいなって思います。
――じゃあ空中ブランコも練習して。
そうですね…一輪車くらいならステージでできそうですけど、私が一輪車に乗って登場したら、面白すぎませんか(笑)?
(おわり)













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