SEKAI NO OWARIが16日放送のNHK『SONGS』に出演。メンバー4人の“絆”をはじめ、ボーカルFukaseの思いなど、本音トークをおこなった。

 番組の“責任者”を務める俳優・大泉洋を司会役に対談形式でトークをおこなったセカオワ。Fukaseの幼稚園や高校時代の友人らで構成されたメンバーだが、Saoriは今でも喧嘩になることがあると話すなど、バンドの関係性を率直に語った。

 対談の合間のVTRインタビューの中でFukaseは、自身が閉鎖病棟に入院していたことにも言及。「そこで医者になろうと決意して、3年間くらい勉強していた。ある日なんか、勉強したことを全部忘れちゃって」と、ノートに記したことが自身の字であると思えなくなったという。

 そして、生きることに絶望感を抱いたなかで、「その絶望の中から一筋射した光じゃないですけど、自分にとって音楽であり、このメンバーだったので」と語り、番組では過去にメンバーが発信してきたことを改めて振り返った。

 Saoriはすでに一児の母。ただ、デビュー時は、家庭を持ち、メンバーが共同で暮らすセカオワハウスから出ることで、バンドが揺らぐと感じていたという。

 ところが、「メンバーがすごく私の子供を可愛がってくれて、私たちはとっくに大人になって、こうやって大きなファミリーとして頑張る体制ができてたんだってすごく感動して」との気持ちを抱いていることを述べた。

 さらに、番組ではメンバーの“絆”に迫った。大泉は4人のつながりについて尋ね、高校時代を振り返ったFukaseは「いつでもそばにいたし、いて全然苦じゃないというか、あんまり騒がない友達たち」と、他の3人との関係性について触れた。

 そして、高校時代には別のバンドを組んだことも語ったが、「あんまりうまくいかなかった」といい、久しぶりに当時バンドを組んでいた友人と再会する機会があったという。

 Fukaseは「お前、なんであのバンド解散したか覚えてる?」とその友人から尋ねられたといい、「お前が『一緒に暮らさない?』って言った」と発言。これにメンバーは爆笑し、Fukaseは「僕が重すぎた」と自虐した。

 この話に大泉は「一緒に暮らしてくれた仲間がSEKAI NO OWARIだった」と受けると、Nakajinは「乗っちゃった人たち」と応じ、メンバーで笑顔を見せていた。

 また、Fukaseは、得られた休日を使って温泉に出かけたエピソードを紹介。すると、Saoriが子供を連れて「いまこういうところに来てるよ」と写真付きで送ってきたという。

 それを確認したFukaseは「すごく外の景色が僕のいる旅館と似ていて。Saoriちゃんに電話して『いまどこにいるの?』」と尋ねた。その結果、歩いて30秒くらいの旅館にいることがわかり、Saoriも当時を思い返しながら「隣の旅館だったんです」と口元を抑えながら微笑んだ。

 大泉はあまりのメンバー同士の縁の深さに「気持ちわるい~」と一言。「つけたんでしょ!」とツッコミを入れるなど、その偶然に驚きを隠せない様子だった。

 Fukaseは“いま”抱いている心境を率直に語る。「自分たちが今いる位置というのは、真面目だからやってこれた。絶対にないがしろにしないというか、ちゃんと一生懸命、一生懸命やってきたから今があるんだってことをちゃんとわかっていて」と見つめる。

 そして、「僕の中で一生懸命、真摯に向き合うことがテーマになっていて、なんでも全力でやるっていう。そういう熱血な部分が自分の中にはあって、その正直さ、正直だからきれいごとも言うし、なんて正直なんだ、バカだなって思われる人間でいたい」と、自身の思いを率直に語っていた。

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