長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

 欅坂46の織田奈那と長沢菜々香が23日、都内でおこなわれた『未来のあたし ~豊島圭介ショートフィルム映画祭~』の初日舞台あいさつに登場。映画の応援として呼ばれた長沢が、その登壇の真の理由に感極まる場面があった。

 このイベントは『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018』でノミネートされ、織田の初主演作品として話題を呼んだショートフィルム『未来のあたし』に対して、一般上映をしてほしいという要望の声が多く上がったことを受け、豊島監督が手掛けた過去のショートフィルム作品とともに上映。合わせて出演者らとのトークショーを披露するというもの。イベントは3月7日までおこなわれ、2日には映画『すけ坊』に出演したDef TechのMicroの出演も予定されている。

長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

 欅坂46のメンバーとしてデビュー、舞台などにも出演する一方で今回は映画で初主演と、夢が次々と実現していることに驚いたという織田。さらに映画は織田の地元である浜松と、この東京で上映と、思わぬ出来事に「まさか自分がこういった作品に出演できるとは思っていなかったので、驚いていますけど、うれしく思っています」と映画出演の感想を語る。

 この日は『未来のあたし』を手掛けている豊島圭介監督も登壇、かつて欅坂46のメンバーが出演したドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京系)でもタッグを組んだ経歴がある豊島監督は「(そのころ、)一番ファンキーなレクチャーをしたのが織田さんだったけど、あれから一年も過ぎて会うと、借りてきた猫みたいになって全然演技してくれなかったり…」と回想、久々に対面した織田の変貌ぶりに、当初は困惑していた様子を見せる。

織田奈那

織田奈那

 織田自身も、緊張でその時演技を全うすることができなかったが、自分の意識でその壁を克服したことを振り返る。一方でそんな悩みをメンバーにするのか?とたずねられると「メンバーには相談しないです。誰にもしない。心配かけたくなくて」と強気なところを見せる。

 しかし豊島監督は、それでも当初織田が一人での出演に不安を感じていたことを告白。その中でもし誰かもうひとりメンバーを連れてくるとしたら? とたずねたところ、織田はデビューのころから気心知れたメンバーの長沢の名を「一番安心する仲だから」と挙げたという。

長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

 その話を聞いて、長沢は思わず自身の口を手で押さえ、感極まり絶句して会場を沸かせる。その理由を、舞台あいさつ後の囲み取材で「今日、舞台あいさつで応援として私がここに呼ばれた理由が、私がダニ(織田)と仲がいいと豊島監督が考えたからだと思っていたけど、実際にはダニ自身も、私がいいと思っていたことがうれしくて」と明かした。

 演技に関しては自身、まだまだとは実感しながらも「これからも続けていきたいです」と意欲的な姿勢を見せる織田。一方、もし次に2人で新しい作品に携わることがあるとしたら? とたずねられると、豊島監督は「戦わせてみたい」などと回答し笑いを呼ぶ一方、織田は「恋愛ものとか。私が男役で、菜々香が女の子役とか」と長沢との仲の良さをさらにアピールしていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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織田奈那
長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督
長沢菜々香、織田奈那、豊島圭介監督

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