“理系”になるのは無理だけど、意外に似ている役柄の性格
――浅川さんは先日SUPER☆GiRLSの卒業を発表されましたが、それとはまた全然別に、撮影はずっと進んでいた感じでしたか?
浅川梨奈 『リケ恋』に関しては、今年の3、4月くらいですね。春先に。
――そのときにはまだ卒業のことなどは、全然考えていなかったのですか?
浅川梨奈 10代のうちの卒業は、活動初期から考えていたので、グループの卒業タイミングとは関係なく普通に進めていました。映画は公開時期も決まっていなくて、ドラマの放送時期もまだ決まっていなかったし、その意味で本当に一つの作品として携わらせていた感じです。
――ちなみに卒業後は、やはりドラマや映画などに出演される役者として、やっていこうという思いもありますか?
浅川梨奈 そうですね。個人的には卒業後は女優業のほうに専念させていただこうと思っています。お芝居にちゃんと力を入れていくために、今までアイドル活動中にやってきていたものを一度区切る格好で。
――なるほど、ありがとうございます。では映画のお話に入っていきたいと思いますが、観進めていくうちに、理系の“あるある”的な部分を多く、面白さを感じました。
浅川梨奈 そうですね。この作品はすごく“理系”というものを端から見たり、少し分かりやすくしたりしていたりする感じだと思っています。世の中の理系のイメージとか、そういうものを詰め込んでいる感じではないでしょうか。
――“理系”というものには、お二人はどんなイメージをもたれていますかね?
西銘駿 難しい質問ですね。自分なりの印象ですが、簡単な表現では、例えば文系は自由な感じ、理系は堅いイメージじゃないかと。
――一般的なイメージですね。お二人は大学生の経験は無かったとうかがっていますが、もし機会があれば、今抱いたイメージと実際に相容れることはできると思いますか?
西銘駿 え? いや~それは…(笑)
浅川梨奈 絶対無理でしょ!?(笑)
西銘駿 こういう仕事をやっちゃっているし…(笑)僕は雪村とは真逆だよね?
浅川梨奈 ん~そうね。
西銘駿 雪村はもう「理系だけを突き詰めてきた、いわば友達なんかも捨ててきたレベルの“理系好き”」くらいのタイプなので。だから僕がこの人になれるかというと…役としてしかなれないかなと思います。もちろん“理系”が好きで、何かに特化することってすごくいいと思うし、尊敬できる。でも、もともと僕は先程言ったイメージの、どちらかというと文系タイプ。そういう意味では相反していて、現象を“何でも何かの公式に当てはめる”というのはすごい思考回路だし、僕では成し得ないと思うので。キャラとしては尊敬しています。
――ではある意味今回の映画に出られる“文系軍団”のボス役、桜田(通)さんが演じられた神凪みたいな、あちらの役柄のほうが近い感じですかね?
西銘駿 いや、どうでしょうかね? 文系って“自由”だと思うけど、そのイメージも合っているかどうか。対して理系は、(何らかの条件を)決めないといけないと考える印象があるんです。たとえば、時間が24時間と決まっていて、この公式はこうだと決まっていて、というのを全部ハッキリさせたいタイプだと思うんです。そういうものに比べると、僕はわりと自由なほうだと思う、自由な発想があるというか。だからどちらかというと、僕はそっちのほうに近いのかなと考えるんです。ただ劇場版のこのストーリーで出てくる文系というのが、やっぱりスゴすぎて(笑)。キャラも濃いし。本当の文系が分からなくなるレベルじゃないか? みたいな(笑)
――ある意味“こんな文系って本当にいるの?”って感じですよね(笑)
西銘駿 そうなんです。だから僕はそういうタイプでもない。だから演じてみてメチャクチャ新鮮でした。文系という印象に関しても。
――浅川さんも同様に?
浅川梨奈 私はどちらかというと、ハッキリと“文系でも理系でもない”という感じですね。なんだろう…”無”です(笑)
西銘駿 “無”系?(笑)
浅川梨奈 (笑)。理系でも文系でもない、本当にただのマイペースな人だと(笑)。勉強とか計算とかいうのが本当に好きじゃなくて、考えること自体が苦手、その場の勢いで行きたいタイプ。そうなると文系に当てはまるのかというと、ちょっと違うような。何も考えたくないし、その行動だけをしていから。
西銘駿 うん、“ノー勉強”系ね(笑)。どちらからもメチャクチャかけ離れている感じ。その意味でよく演じることが出来たかなと思います。
浅川梨奈 そう! 勉強したくない、って(笑)。多分一番かけ離れている。
――“ノー勉強”系って、面白い表現だけど、笑いづらいというか(笑)。このストーリーに出てくるキャラクターって、誰もが“何がなんでも「恋愛」を探りたがる”というのがあるけど、その方向とは真逆なんですね。
浅川梨奈 気持ちで動いちゃうので。恋愛とかでも多分“好き”という感情になったら「何で好きなんだろう?」とかじゃなく「もう“好き”という感じだから、はい! 好き!」という感じになりそう。勢いですかね(笑)。深く考えることがあまり好きじゃなくて。仕事の現場とかではまた違った考えはあるけど、プライベートではわりとそんな感じだと思います。
――恋愛論的な考えとしては、今のご意見に対して、西銘さんはいかがでしょう? やはりそういったところを追求しようということはあまり…。
西銘駿 そうですね。僕も好きになったら好き、というタイプだし、あまり回りくどいことはしたくないです。
――なるほど。では、意外にお二人は似たもの同士だという印象も?
西銘駿 そうなんですかね? でもお互いに“好き”と分かっているのに、時間をかけてデートに行ったりするとか、そういうことはもうムダなんです。付き合ってからデートに行きたいというか。
浅川梨奈 でもそれ、私も分かる。私も、もう好きと思ったら、“好き!”って言いたいタイプなんです。デートに行って、それを繰り返して付き合うというのではなく、“好きなんです!あなたも好きですか?ああそうなんですか!? だったら付き合いましょう!”って。そこは多分似ているかもしれない…。
西銘駿 いや、似ているんですよ。それは本当に似ている。ただ一方でこのストーリーでは「(こっちが)好き、(相手も)好き、は分かりました。でもその“好き”そのものが分からない、恋愛をしてきていないから。だから“理系”の知識で解く」というところで、その真っ直ぐさは似ているような気がします。


















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