Ange☆Reve「“大好きなの”は恥ずかしくなる…」メンバーの恋愛観と夢

「Angel Sign」のピアノは松井咲子が演奏

――女性としては、この曲の女性の想いも「わかる!!」という心境でしょうか？

佐々木璃花　今回のシングルには、カップリングも含めて３曲入っています。「イトシラブ」は、大好きな想いを真っ直ぐに届けてゆく歌詞ですが、「Angel Sign」は恋が上手く実らない切ない想いの歌詞です。この２曲を並べるだけでも両極で、その人の置かれている心境によって共感する気持ちも変わっていくのかな、と想像します。今、恋をしている人や、恋を楽しんでいる人なら「イトシラブ」が心に響いて、ちょっと苦しい恋をしている人なら「Angel Sign」に共感するという風に、聞く人の心境に合わせて聞いてもらう楽しさもあると思います。

――バラードナンバーの「Angel Sign」は、切ない想いが胸にジーンと染みます。

吉橋亜理砂　Ange☆Reveにとっては珍しいバラード曲です。普段はフォーメーションを重視した細かい振りが多いけど、この曲は振りや表情も含め、何よりも感情をどう伝えるのかを大事にしています。実際に歌って踊っている時も、自然と曲の世界にみんなが入り込んで、その歌の主人公になった気持ちで表現しています。ファンの方々の心にも歌が染み込んでいるようで、よく切ない表情をしている顔をステージ上から見かけます。「イトシラブ」では、みんな満面の笑みを浮かべて、「大好きー!!」という想いをぶつけてくれているなと感じています。

権田夏海　今回、元AKB48の松井咲子さんがピアノを弾いてくださっていて、実際に咲子さんがピアノを弾くレコーディング現場も見に行きました。咲子さんの奏でるピアノの音色は、すっごく綺麗。歌う度に、そのときの情景が思い浮かび、歌声も自然と感情的になっていきます。わたしはリズムに頼らないで、咲子さんのピアノの音色を頼りにこの曲を歌っています。ぜひ、ピアノの演奏にも注目して聴いてください。

佐々木璃花

――歌詞の様に、忘れたくても忘れられない切ない恋心も「わかるなぁ」という気持ちですか？

吉橋亜理砂　「Angel Sign」を歌うたびに「あー、こういう気持ちなんだぁ」と言いますか、自分が経験している気持ちになれます。

――そこが歌のマジックですよね。

吉橋亜理砂　そうなんです。こういう活動をしていると、そういう経験をすることさえないので、歌を通して主人公の気持ちになります。歌うことで冬の季節感も感じています。
権田夏海　冬を舞台にしたバラード、わたしは大好きです。ライブではしっかりパフォーマンスもしているので、ライブもしっかり観て欲しいです。

佐々木璃花　振りも、歌詞に合わせて作っていますからね。

さいごうみずき　だから、余計に振りにも感情を込めやすいです。

吉橋亜理砂　時計の針を現す歌詞では、実際に指で時計の針を表現したりね。

佐々木璃花　Ange☆Reveには今までバラードが少なかったから、一つ成長出来るきっかけを与えてもらえた曲になりました。成長した私たちを、是非みなさんに見せられたらなと思います。

――「イトシラブ」は、女性が男性に告白する歌ですが、「草食男子たち、もっと頑張れよ」と女性としては言いたくなりますか？

権田夏海　Ange☆Reveのメンバーはみんな消極的というか、前に前にとガンガン出るタイプじゃない人たちばかりだから、男性にはそうであって欲しいですね（笑）。

――そうなんですね。曲とは真逆？

吉橋亜理砂　みんな違いますねぇ。

水野結愛　みんな、照れ屋だもんね。

権田夏海　歌だからこそ、そういう気持ちにもなって歌えるんだと思います。

――璃花さんが「大好きなの」と言いますが、「わたしも言ってみたい」というメンバーも実はいるのでしょうか。

さいごうみずき　なんか楽しそうだから、以前は言ってみたいと思っていたけど、今は言えないなぁと思う。ライブでも、みんな璃花ちゃんがセリフを言うのを期待して待っているのに、そこで違う人が「大好きなの」と言ったらさぁ。

吉橋亜理砂　「お前かーい」みたいな（笑）。

さいごうみずき　そうなりそうな気がする。

佐々木璃花　みんなも言ったほうが、それぞれの推しメンたちが喜ぶって。じつは全員の「大好きなの」のセリフも録っていて。今回のネットサイン会の特典としてそれぞれのバージョンも用意していて、各メンバー推しの方も実は聞けるんですよ。

水野結愛

――ライブで披露はしない？

さいごうみずき　最初はしようって言ってたけど、結局してないよね。

水野結愛　でも、聞いてみたさもある。

佐々木璃花　ぜひ、やろうよ!!