BiSHが26日、都内でおこなわれた、初の冠番組『BiSHのキレッキレJAPAN』制作記者発表会に出席。体当りで臨んだロケを振り返るとともに、12月5日発売予定の新曲「stereo future(ステレオフューチャー)」を披露した。

 日本に存在するキレッキレの場所、人、モノを体を張って徹底取材するバラエティー番組。12月3日から毎週月曜日更新で全12回が届けられる。Yahoo! JAPANアプリや動画配信サービス「GYAO!」などで無料配信する。

 オールロケで、BiSH独自の目線で日本の今を伝えるという番組。収録後は、BiSHならではの感想とポエムで伝える。

■深海魚の漁は「人選ミス」

 既に2本のロケに挑んだというメンバー。アイナ・ジ・エンド、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコは深海魚の漁と料理に挑戦。

 撮影を振り返り、アイナは「過酷でしたね。漁師さんってすごいと改めて思いました。23時に集まって、出港したのは朝の5時、陸に上がったのは昼。ハシヤスメもモモコもずっとリーバスしていて」と語った。

 小さい頃から乗り物酔いがあるというモモコは「これほど体を張ったのはBiSHに入って初めて。その日、船が出られるか出れないかという微妙なラインで荒れていて、ぎりぎりな感じで出られた。私は普段からブランコでも酔うので、人選ミスかね」と苦笑い。それでも「ご褒美に深海魚を調理して食べられた。すごくでかいカニをカニ雑炊を作ったりして、それは良い思い出です」と述べた。

 魚が苦手だというアツコは「魚の漁に行くと聞いたので、苦手だけど慣れよう、と思った。でも深海魚ってしらなかったので、しっぽが細かったり、びっくりし過ぎて…あれしちゃいました。見たことがない分類だったので驚きました」とげんなり。更に「ほかの3人の方が良かったよ!」とうらやんだ。

■動物体験で「死ぬかも…」

 アツコから羨まれた、セントチヒロ・チッチ、リンリン、アユニ・Dは、230種類もいる動物専門学校で餌やりや掃除、捕獲などを体験。

 初めてカンガルーに抱き着いたというチッチは「死ぬかも…と思った瞬間が何度もあって。BiSHをやってきて過酷なことが多かったけど、これだけ死ぬかも…と1日で思ったことはなかったですね。大きな動物も多くて」と回顧。

 チッチから「苦手な動物が多かった」と指摘されたアユニは「動物は可愛いものだと今まで生きてきて、こんなに怖いんだ…と思った。どんなに小さくても目の前にすると怖い。愛は通じるかもしれないけど、私の言葉は通じないので、何をされるか分からなくて…」。

 鳥が苦手というリンリンは「ハトがここにいたら気絶するぐらい鳥は苦手で。でも頑張って鳥と同じ小屋に入ってみたり、人生で初めて鳥に近づきました。ずっとガクガクしていた」と語った。

 まさに体を張ったロケ。リンリンは「けっこういじめられている気分」、アツコは「間違いなく今年一番きつかったお仕事でした」とし、収録後はこの話題で持ち切りだったようだ。なかでもモモコは「(収録に携わった)スタッフさんに会っただけで酔いが…トラウマかもしれない」と明かした。

 ロケの終わりには、その感想をポエムにしたためたアツコは「いろんなことを経験して、自然と振ってきたものをありのままに書きました。歌詞を書くのが凄く好きで歌詞風にしました」。

 対して、リンリンは「簡潔に思ったことを短い言葉で詰め込みたいと思った。けど、スローガンやポスターに書かれる短いものをボンと載せるのが難しかった」と振り返った。

 改めて、モモコは「私たちはライブが普段の仕事。それ以外の素の感じを知ってもらえたら」と普段見らられないBiSHの「素」の部分が見られるとアピールした。

 またこの日は、12月5日発売予定の新曲「stereo future(ステレオフューチャー)」の衣装で登場したメンバーは、同曲を披露した。膝を強く打ち立て崩れ落ちるなどの激しいパフォーマンスに、感情むき出しに歌い叫ぶ姿は圧巻だった。

 なお、囲み取材の内容は後ほど掲載します。

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