満島真之介、横山だいすけ、関根麻里、西川貴教

 『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』が全国公開を迎え、8日に都内で、映画に声優として出演した横山だいすけ(35)、関根麻里(33)、西川貴教(47)と、ゲスト出演した俳優の満島真之介(29)が舞台挨拶に登場した。

 『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』は、1959年にNHKで放送が開始された子供向け番組『おかあさんといっしょ』を映画化した作品。ゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、よしお兄さん、りさお姉さんがスタジオの外へ飛び出し、様々なチャレンジを繰り広げる様子を描いた実写パートと、番組でおなじみの人形劇「ガラピコぶ~」を元としたアニメによって構成される。

 アニメパートでは、テレビ版でもキャラクター・スキッパーの声を担当する西川が同役で登場するほか、新キャラクターのロボットであるゴムリ役を横山、ツムリ星の姫・イオ役を関根がそれぞれ務める。また実写パートでは、「ゲストお兄さん」として満島が登場する。

満島真之介、横山だいすけとともに“お兄さん”の振りを披露という恩恵に

満島真之介、横山だいすけ

 ゆういちろうお兄さんと同い年で平成元年生まれの満島は今作の出演に「平成が終わる夏、20代最後に、ゆういちろうお兄さんと踊って歌って、いろんなことをしました。本当に人生の思い出になった」と感激の思いを言葉にする。

 特に18歳の頃から学童保育の先生を6年ほど務めていたといい、「『おかあさんといっしょ』の“今月の歌”をその頃歌っていたけど、歌っていたのがだいすけお兄さんでした」とその頃を振り返りながら、この日の登壇にも感激で少しウルッとする一面も。さらに「みんな! こんにちは!」と第一声で“現役”さながらの掛け声を上げ会場を沸かせる横山の横で「今日は特別過ぎます! お尻から汗かいています」などと笑いを誘いながらもその嬉しさをコメント。

満島真之介、横山だいすけ

 さらには「おかあさんといっしょ」の序盤に、歴代“お兄さん”たちがおこなってきた呼びかけを横山とともに披露する恩恵も受けた満島は「嬉しすぎて、夜眠れません!」と興奮気味に語っていた。

関根麻里、ジイジとともに娘より積極的に「おかあさんといっしょ」に参加

 昨日7日の公開初日に、2歳9カ月になる自身の娘とともに映画を観覧したという関根は、「もれなくついて来た」というジイジこと関根勤と合わせて3人での観覧を回想。「わりと物事をよく観察する」傾向があるという娘に対し「私とジイジのほうが積極的に参加して声を出していた」と振り返る。また関根が声を担当していたことを娘に伝えたことを明かしながら「(娘に)“出たのはよくわからなかった”と言われたんですが…ある意味成功ですね」などと出演の感想を語っていた。

関根麻里

 2年ほど前からテレビ版でスキッパー役を務めている西川は、司会者が客席に向けて「スキッパーが好きな人は?」とたずねた際に、その返事を聞いて「気持ちお母さんの方が張り切り気味ですね」などとコメントし会場を沸かせる一方で、60年目に突入する「おかあさんといっしょ」を「まあこんな2~3年しかやっていない僕が、60年を総まとめするのも失礼かもしれないですけど」と前置きをしながら「それこそ昔『おかあさんといっしょ』を見ていたお母さんが、今度はそのお子さんと見に来てくださるのは素晴らしいことだと思う。まだ続いていく作品だと思いますし、これからも応援宜しくお願いします!」と「おかあさんといっしょ」をアピールした。

「初めての大冒険」は“お泊まり”“家出”“お葬式”…!?

 一方、映画にちなみ「小さいときの忘れられない大冒険」を登壇者がたずねられると、横山は初めてのお泊まりの話を披露。キャンプでの初めてのお泊まりで「昼はよかったけど、夜は寂しくてパーカーを握り締めていました」とほろ苦いエピソードを回想。一方で、キャンプファイヤーの際に、自身の親が見せた仮装の印象を「強烈過ぎてトラウマになりました」などと振り返る。また関根は初めてのお泊まりでは、あまりの寂しさに断念した苦い思い出だったことを明かす。

西川貴教

 対して満島は、2歳の頃に初めて家出をしたというショッキングな経歴を回想。その思い出を自身は覚えていないことを明かしながら一つ下の妹が1歳の頃、夜間に家を出て近所の車道のど真ん中をあるいていたところ、近所の人に発見され無事保護されたという思い出を語りながら「生きていてよかった。そしてだいすけお兄さんと会えてよかったし。今日ここに来られてよかった。だから、皆さんも夜も目を離さずに」などとコメントし会場を沸かせる。

 そして西川は「初めてのおばあちゃんのお葬式」のエピソードを披露。「今は親戚で集まったりすることはまりないけど、昔は田舎だったので、そうやって家族で集まることが多かったんです。だから、おばあちゃんが亡くなるという悲しいことはあったけど、みんなと会える楽しみはあって、何気に自分には大冒険でした」などと思い出を振り返っていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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