7人組K-POPガールズグループ・OH MY GIRLの派生ユニットのOH MY GIRL BANHANA(読み:オーマイガールバナナ)が8月28日、東京・なかのZEROホールでワンマンライブ『日本デビューShow Case Live』をおこなった。ライブは8月29日にリリースされた日本デビューミニアルバム『バナナが食べれないサル』の発売を記念しておこなうというもの。ライブは入れ替え制の3部構成で届けた。MusicVoiceではPart2を取材。「バナナが食べれないサル」や、この日のために用意してきた、母体となるOH MY GIRLの楽曲「CLOSER」の日本語バージョンを初披露するなど全7曲を披露し魅了した。【取材=村上順一】

日本でのメジャーデビューは昔からの夢だった

OH MY GIRL BANHANA(撮影=宮田浩史)

 会場のBGMには「バナナが食べれないサル」や「そうなんだって」などデビューミニアルバムからの曲がエンドレスにループし、ライブへの高揚感を高めてくれていた。開演時刻になりゆっくりと暗転すると、ヒョジョン、ビニ、アリンの3人が客席後方から登場。ステージに到着するとオーディエンスへのミッションとして「バナナが食べれないサル」の歓声を送る練習。歓声を送るポイントはバッチリといった感じで「バナナが食べれないサル」でShow Caseはスタート。キャッチーなメロディとリズムに合わせてお尻を掻くといったキュートなダンス、そのコミカルな曲調の世界観に惹き込まれていく。途中、ミミ、スンヒ、ユア、ジホの4人も登場し、さらに盛り上げていく。

 続いてはミミ、スンヒ、ユア、ジホの4人で「そうなんだって」を披露。机と椅子を使用したパフォーマンスで、ストーリー性を感じさせるパフォーマンスで魅了した。先程のお返しともいうような感じでヒョジョン、ビニ、アリンの3人がステージに登場する場面も。

 ここでトークコーナーへ。Part1ではミミがスペシャルMCを務めたが、Part2ではジホが選ばれMCを担当することに。司会がメジャーデビューについてメンバーに尋ねると、リーダーのヒョジョンは「本当に幸せです。今が夢みたい」と感無量といった言葉。ジホも「日本でのメジャーデビューは昔からの夢だった」とひとつの夢が叶ったことを述べた。

 続いて、「バナナが食べれないサル」のミュージックビデオ(MV)のメイキングシーンを観客と一緒に観覧。映像にはメンバーの無邪気な姿が記録されていた。多くの学生と踊るシーンは3時間以上掛けたと撮影秘話も明かした。アリンは「私と同世代の子たちもいて、一生懸命に踊ってくれて嬉しかった」と撮影を振り返った。

 ここから、そのメイキング映像を通じてOH MY GIRLの魅力を探っていくことに。エネルギッシュなOH MY GIRLメンバーたちの話題に。そのエネルギッシュなところを実証すべく「バナナが食べれないサル」のテンポを2倍に上げ披露を披露することに。まずはヒョジョン、ビニ、アリンの3人が挑戦。あまりの速さに驚きの声を上げながらも、踊りきり会場を沸かせた。続いて、後ろで傍観していたミミ、スンヒ、ユア、ジホの4人も挑戦。なんとか踊りきり、ジホは「毎日練習してますから出来ます~」と得意げな表情。

私達をこんなに愛してくれて幸せです

OH MY GIRL(撮影=宮田浩史)

 続いてのミッションはスクリーンに映し出される写真を見て、そのモデルと同じポーズをするゲームを展開。彼女たちの瞬時の判断力を試すことに。そして、説明もそこそこにミッションはスタート。夏をコンセプトにした3秒間流れる写真を見て、瞬時に誰が適任かを判断し、次々とポーズを取っていくメンバー。司会に「メンバーのポーズはいかがでしたか」と聞かれるとジホは「いや~ハイファッションでした」と総括。

 再び楽曲披露のコーナーへ。スンヒがソロで歌唱する、バナナ牛乳が好きだけど好きじゃないと否定する複雑な気持ちを歌ったナンバー「惚れたんじゃない」を届けた。南国をイメージさせるアレンジの上を、伸びやかで凛とした歌声で魅了すると、歌唱後「みんながいないから緊張した…」と告げた。

 続いては7人全員で「Secret Garden」を披露。清涼感もありながらも、どこか切なさを感じさせる楽曲はOH MY GIRLの魅力を十二分に表現。その曲をさらにブラッシュアップさせる振り付けも楽曲の表情を豊かにしていた。続いて、リズミックなダンスが印象的なナンバー「WINDY DAY」へ。恋に落ちた少女の微妙で複雑な気持ちを風に例えたという歌詞の世界感と、曲の流れに合わせた緩急をつけたパフォーマンスで魅了した。

 ラストスパートに突入する前に1人ずつコメントを述べた。「私達をこんなに愛してくれて幸せです」など、この日に集まってくれたミラクル(ファンの呼称)へ感謝を述べた。ジホは「まだまだ曲を準備してきました」と話し、「CUPID」を披露。メンバー全員による力強いコーラスに、ミミのラップがスパイスとなった、ここまで披露されてきた曲とはまた違ったナンバーでボルテージは最高潮まで高まった。

 ラストはこの日のために用意してきたというOH MY GIRLの代表曲の一つ「CLOSER」を日本語バージョンで披露。その幻想的で流麗な雰囲気と、ファルセットのみずみずしい歌声が、優しくホールを包み込むような感覚を与えてくれた。歌唱とトーク、メンバーの様々な一面を魅せてくれた『日本デビューShow Case Live』のPart2の幕は閉じた。

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