今までとは少し違う吉田凜音
──カップリングの「SUMMER MAGIC」は切ないムードの楽曲ですね。水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんの作曲・編曲です。そして作詞は、kiki vivi lilyさん。
サウンドからも、夏の終わりの切なさが表れていると思います。kiki vivi lilyさんは初めましての方で、ちょっと大人な歌詞でしたけど、共感できるポイントはたくさんありました。歌詞の男の子はちょっとチャラいんですけど、その相手を一途に好きでいる女の子という感じです。夏という季節は、みんな魔法にかかったようになって、歌詞のようなことが起きてしまうんです。
歌詞は切ないんですけど、トラックはしっとりしてるのに前向きと言うか…リズムの取り方がすごく複雑だけど、気持ちを乗せやすいメロディで、歌っててすごく感情を表現しやすかったです。
──この2曲は、聴いた人にはどう感じて欲しいですか?
10代は共感して欲しい。大人の方は、自分が10代のころはああだったな~とか、思い出しながら聴いて欲しいです。平成最後の夏に出るデジタルシングルで、今後も大切に歌っていくだろう2曲になりました。
──今回の2曲のムードを象徴して、アー写とジャケ写は、今までと雰囲気が違いますね。
そうですね。あまりパキッとしてない感じで、雰囲気がまったく違います。今作は夏の終わりに出すデジタルシングルで、2曲ともラブソングにしたかったんです。歌詞の淡い感じの恋愛観が、ビジュアルの雰囲気ともちょっと繋がってる部分もあります。
──アー写は、水に浸かって撮影されてるんですか?
プールで、顔と体を半分水に付けてます。しかも服を着たままで。なかなかこういう撮影はないので、すごく新鮮でした。曲もそうだけど、こういうビジュアル面でも、今までとは少し違う吉田凜音を見て欲しいと思います。
──夏の2曲ですけど、凜音さんは夏をどの様に過ごされたのでしょうか?
毎年、夏には夏らしいことをしたいと思ってるんですけど、海にはもう何年も行ってなくて。
──でも、某テーマパークにはよく行ってますよね?
某テーマパークは、学校に行くのと同じような感覚で行ってますから。朝起きて「行かなきゃ!」みたいな感じで、7月は3回行きました(笑)。
でも私の中で夏と言ったら、やっぱりライブをやったとか、フェスを観に行ったとかの思い出がほとんどですね。ロックフェスは、今後自分も出てみたいって思いますけど。あと今年の夏は初の全国ツアーがあって。平成最後の夏で17歳最後のツアーでもあったので、それは一生に残る夏の思い出になりました。
──また、「Find Me!」のDE DE MOUSE Remixも収録しています。そのDE DE MOUSEさんの「be yourself」のMVに、出演されているのも話題ですね。(DE DE MOUSEのEはアキュート・アクセント付きが正式)
セーラ服で、ずっと1人でいろんなところを歩き回ってるという映像です。DE DE MOUSEさんは、『STAY FOOL!!』の時から曲を作ってくださっていて、アルバム『SEVENTEEN』のときも参加してくれています。
お話をいただいて、すごく嬉しかったです。監督さんからは何か特別な演出があったわけでもなく、ただカメラが回っている中で、曲に合わせて自由に踊ると言うか動くという感じで、そのときの気持ちで手を振ったり踊ったりしていて。曲を歌やラップではなく、体から自然に出てくるもので表現するのはすごく楽しかったです。
──やっぱりセーラ服が、すごく似合いますね(笑)。
リアルJKなんで(笑)。でも学校の制服はブレザーだったし、紺色のセーラ服は衣裳で着たことがあったけど、白いセーラ服は初めてだったから、すごく新鮮でした。














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