SMAP中居正広(43)が、SMAPのライブでマイケル・ジャクソンさんの有名なダンスパフォーマンスである「ゼロ・グラヴィティ」(まるで重力がないように足元から全身を傾けるダンス)を振付で使う際に、許可を申請していたことなど、振付の著作権事情を語った。

 11日放送された、日本テレビ系『ナカイの窓』は「ダンサーSP」と題して、世界で活躍するダンサーが集結した。番組ゲストMCの近藤春菜(33)がダンサーの収入事情について話題を振ると、タップダンサーのHIDEBOH(48)は「あまり稼げないですよ。みんなバイトしながらやってますよ。ダンスだけでは食べれないんじゃないですか」とダンサーの厳しい懐事情を語った。

 お笑いダンスユニット・エグスプロージョンのまちゃあき(34)は「インストラクターとかはすぐなれちゃうんですよ。こっから先がまた難しい」とダンス界の実情は話すと、中居は「ゆくゆくは振付師とか演出とか構成とかやれればいいんんだ」と合点。お笑いコンビのオリエンタルラジオと音楽ユニット、RADIO FISHを結成しているストリートダンサーのFISHBOY(30)は「演出もダンサーかって言ったら、裏方なんですよね。裏方かプレイヤーになるのか悩みどころですよね」とコメント。

 HIDEBOHは「振付に問題があるのは、音楽みたいに著作権がない。パクられたら終わりなんですよね」と業界の問題を打ち明けた。これに関し、中居は「マイケル(ジャクソン『ゼロ・グラヴィティ』ってあるじゃない。あれをSMAPのライブでやる時に一応、許可もらいましたからね」と告白、スタジオは驚嘆の声で溢れた。

 ちなみに「ゼロ・グラヴィティ」は英語では「Anti-gravity」と呼ばれている。本パフォーマンス実現のため、ジャクソンさんは1993年に「US 5255452 Method and means for creating anti-gravity illusion」として特許を取得している。このダンスパフォーマンスが最初におこなわれたのは1988年の長編作品『ムーンウォーカー』における、楽曲「Smooth Criminal」のパフォーマンスだった。

この記事の写真

ありません

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)