Chuning Candy、仲間由紀恵の祝福に驚き「もっと磨きたい」

　沖縄県出身の女性ダンスボーカルグループのChuning Candy（チューニングキャンディー）が20日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で、デビューシングル「Dance with me」の発売記念フリーライブをおこなった。新人らしからぬパフォーマンスのあと、同郷の先輩である仲間由紀恵からメッセージが届くサプライズ。これに対しリーダーのソフィーは「活躍されている先輩と同じ場所に立たせて頂く事になるので、もっと磨いていきたい」と想いを新たにしていた。

　Chuning Candyは2013年に沖縄で結成された７人組。メンバー全員が身長160センチ以上でモデルや女優としても活躍している。昨年アイドルコンテスト『愛踊祭2017』で審査員特別賞を受賞し、とんとん拍子にデビューまでこぎ着けたシンデレラガールたちだ。この日は彼女たちにとって初となる東京でのイベント。デビュー前日であるにもかかわらず会場には沢山の人が詰めかけていた。

　迫力のあるSEとともにChuning Candyが踊りながら登場。そのまま１曲目の「Dance with me」へ。グループの世界視野が伝わるサウンドに乗せて、元気な歌とキレのあるダンスを披露。そして、少し緊張している様子を見せてから、２曲目は「COLOR」。可愛らしさ全開のサビが印象的な楽曲のなかで、こなれたラップも飛び出した。

　その後、愛子、優美香、ゆうり、LILI、ソフィー、千夏、琴音の順番に自己紹介。ソフィーは「Nice to meet you！」、LILIは「We love you！」と英語でも挨拶する。沖縄から東京に引っ越しきたばかりだという７人。ソフィーは「広いし人多いしまだついていけてない」としながらも、愛子は「景色が良い。高いところから眺めたら最高です」と東京を気に入っていた様子だった。

　21日に迫った１stシングルの発売については優美香が「もう既に緊張している」ともらした。メジャーデビューが決まった時は、LILIも「why？」という表情を浮かべたほどで、全員驚いたそうだ。全編沖縄で撮影し、公開から現在23万回再生を越えた「Dance with me」のミュージックビデオについては、ソフィーが「のびのびと良い感じに海と調和できました」と感想を語った。

　イベント終盤には、同じく沖縄出身で、事務所の先輩である仲間由紀恵からコメントが届くサプライズも。「仲間由紀恵です。この度、事務所の後輩で、しかも同じ沖縄の出身でもある７人の可愛い女の子たちChuning Candyがデビューします。デビュー曲『Dance with me』は、私が大好きな沖縄の海・空・風を感じる事ができる素敵な曲なので、皆さん是非聴いてみてください」。

　これを受けてソフィーは「びっくりです。これからも頑張らないとな、という気持ちになりました」と驚きを語り、最後に「デビューシングルの収録曲は、同世代の女の子に共感してもらえると思うので是非ゲットしてください」と呼びかけた。

もっと磨いていきたい

　その後、メンバー７名は記者向けの囲み取材にも応じた。彼女たちは東京での初イベントという事について改めて、以下の通りにコメントした。

　ソフィー「東京のお客さんが凄く笑顔で、緊張がほぐれて楽しくできました」

　LILI「初めて池袋サンシャインシティでライブができて、ワクワク楽しかったです」

　ゆうり「お客さんに恵まれて、皆で楽しくできました。これからもレベルアップしたい」

　優美香「ファンの皆さんが乗ってくれていたので、楽しく終えることができました」

　愛子「振付を真似していたお客さんがいたりして、嬉しかった」

　千夏「ダンスと噴水の迫力があって楽しんでもらえた思います」

　琴音「本当に皆さんの愛が伝わりました」

　また、グループ名についてはソフィーが「キャンディのように一人ひとりの個性が調和して、チューニングして皆さんに元気を届ける、というグループです」と解説。衣裳が統一されていない点についても「今の日本にない新しいグループなれたらと思って」と意図を明かした。

　目標にしているアーティストについては、愛子が「SEVENTEEN（韓流アイドルグループ）のホシさん」、優美香が「SEVENTEENさん」、ゆうりが「少女時代さん」、LILI「アリアナグランデさん」、ソフィー「三浦大知さん」、千夏「E-girlsさん」、琴音「セレーナ・ゴメスさん」と発表していった。

　仲間からのコメントについて、再度質問があがると、ソフィーが「活躍されている先輩と同じ場所に立たせて頂く事になるので、もっと磨いていきたい」と意気込んだ。また、同じくソフィーが、黒帯だという空手の型も披露する一幕もあった。【取材・撮影＝小池直也】