虹コンが60分の映像作品をMVに

新曲MVの試写会に出席した虹のコンキスタドールたち(撮影・小池直也)

 女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール」が14日、都内でおこなわれた、5枚目シングル「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」の完全版ミュージックビデオの上映会に出席。上映後に開かれた舞台あいさつでは同作品の感想や今後の活動について語った。

 作品は60分を超えるミュージックビデオ(MV)。MVそのものをDVDシングルとしてリリースする、という意欲的な試み。映像監督には頃安祐良、作曲には村カワ基成、アレンジャーにはダンス☆マンを起用。泥臭さとアイドルらしさを兼ね備えたファンキーな仕上がり。

 舞台挨拶に登壇したメンバーは長田美成、重松佑佳、奥村野乃花、陶山恵実里、中村朱里、根本凪、的場華鈴、鶴見萌、大塚望由、大和明桜の全10人。これに加えてイラストレーターの岸田メルと監督を務めた頃安祐良も登場した。

 まず、全員が自己紹介。同作を試写した感想を聞かれると、奥村は「正直、映像で演技するのは初めてで。しかも60分もあるじゃないですか。だから疲れちゃうんじゃないかなと思っていたんですけど、いざ見たらめちゃめちゃ面白かったです。私15歳なので、まだ良くわからないんですけど、カンヌ映画祭とかワンチャンあるんじゃないかなって」と爆弾発言した。

 更に、根本は「演技をしていて“これ大丈夫なのかな”というのがところどころあったんです。でも実際見みたら、エフェクトとかがかかっていて凄いと思いました」、鶴見は「一番最後のメイキングみたいになっていたエンディングが良かった」とそれぞれコメントした。

 また、頃安監督は「虹コンのメンバーは10人いるので、ずっと登場させるのが大変でした」と“大所帯”のアイドルグループが出演する映像ならではの苦労や、「メンバーが現場に台本を持ってこなくて、セリフも全部暗記していた。普通の役者にもできないことだと思うので感動しました」と彼女たちの努力に心動かされたこともしみじみ話していた。

 撮影の多くを熱海でおこなったそうだ。霊感があるという中村はその熱海の思い出について「宿泊する宿に向かう山道でわんさか(霊が)いました。楽しかったです」と笑いながら回顧。会場からも笑いが漏れていた。また「漁港でも撮影したんですけど、地元の漁師さんとかが応援するって言ってくれました。熱海の人の温かさに触れられましたね」と中村も思い出を披露した。

 最後に鶴見は「初めての演技ですっごく緊張していたんですけど、素晴らしい監督さんとスタッフさんと共演者さんに恵まれて本当に素晴らしい作品になったんじゃないかなと思います。そして今日皆さんと思い出いっぱいの作品を観る事が出来て嬉しかったです。これからも応援お願いします」とファンに向けてメッセージ。大きな拍手が贈られた。

 この日は、6枚目シングル「限りなく冒険に近いサマー」が9月に発売されることも発表。併せて、全国4都市ツアー『限りなく冒険に近いツアー』も8月から9月にかけて実施することも伝えた。このことを知らされていなかったメンバーは、ファンと共に喚声を上げた。(取材・小池直也)

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