石黒賢

 俳優の石黒賢が19日放送のTBS系『人生最高レストラン』に出演。同局系ドラマ『半沢直樹』で共演する堺雅人へのリスペクトを口にした。

 この日の放送にゲスト出演した石黒。これまでのキャリアを振り返りながら、1993年にドラマ共演した米俳優で映画『刑事コロンボ』で知られるピーター・フォークさんについて言及した。

 ハリウッドで成功するために必要なことを尋ねたという石黒に、「同じ芝居をできること」と回答したフォークさん。様々な角度、シチュエーションで撮影されるからこそ、「その瞬間のことを何度も同じことができるスキルが必要なんだ」と石黒に伝えたようだ。

 基本的なことをとても大切にしていると感じた石黒は、「そういう技術を持っているから、観ている人に色んなエモーショナルなことを与えられるんだと思う」との教えを導き出したようだ。

 その経験談を踏まえ、「だから今回の半沢直樹でも」とし、自身が出演している同局系ドラマ『半沢直樹』を取り上げ、主人公の“半沢”を演じる堺について語った。

 石黒は「あれだけのテンションの高い、なおかつあれだけのスピードで、立て板に水のようにしゃべるのってすごく技術のいること」と俳優の視点からも“半沢”演じる堺が高度な技術を駆使していることを指摘した。

 そして、「監督も色んな角度から撮りますから、何回も何回も同じシーン、同じ芝居」と撮影現場について語る石黒。「主役だから、彼がああいう風にやっていれば、周りにいる僕らはやっぱり、堺君が難しいシーンをあれだけやってるんだから、すごく集中して現場にのぞめるわけですよね」と続けた。

 堺が撮影現場に多くの刺激をもたらしていることを紹介した石黒は、「あらためて、すごいなって思いますね」と堺へのリスペクトの言葉を述べていた。

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