異世界居酒屋のぶ

 シリーズ累計300万部突破の大人気シリーズ『異世界居酒屋「のぶ」』が、主演に大谷亮平、共演に武田玲奈を迎えて実写ドラマ化されることが決定した。

 監督と脚本を務めるのは、本作が連続ドラマ初監督作品となる品川ヒロシ。WOWOWプライムにて2020年5月放送予定。全10話、第1話無料放送。

 蝉川夏哉著の原作小説『異世界居酒屋「のぶ」』は、中世ヨーロッパのような異世界の古都・アイテーリアになぜか繋がってしまった居酒屋「のぶ」を舞台にしたグルメファンタジー。異世界を舞台にしながらも、生ビールや唐揚げといった庶民的な居酒屋料理とお酒を通じて繰り広げられる、あたたかな人間ドラマが絶大な支持を受けている。

 小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年10月より連載が始まると瞬く間に話題となり、2014年9月からは宝島社より書籍化されている。また、2015年からは「ヤングエース」(KADOKAWA)にてコミカライズ版が連載開始。コミカライズ版は、英語・中国語・韓国語・タイ語に翻訳されており、電子書籍版が世界中の国と地域で出版されている。(※シンガポール・マレーシアを除く全世界) さらに2018年にはアニメ化もされ、全世界での再生回数2000万回を突破。その他にもスピンアウト作品や公式レシピ本が刊行されるなど、様々なメディア展開が行われており、日本のみならず世界中に多くのファンを持つ。昨今、“異世界もの”がブームのライトノベル業界において、『異世界居酒屋「のぶ」』は“異世界グルメ”という一大ジャンルの人気を牽引する存在だと言える。

 食に一途な職人気質の料理人で「のぶ」の大将・矢澤信之を演じるのは、ドラマ・映画・舞台と多方面への活躍で注目を集める俳優、大谷亮平。WOWOWオリジナルドラマで主演を務めるのは、今回が初となる。異世界の人々の舌をもうならせる料理人を大谷がどう演じるのか、期待が高まる。

 また、「のぶ」の給仕で看板娘の千家しのぶを演じるのは、女優・モデルとして活躍し今回がWOWOWオリジナルドラマ初出演となる武田玲奈。「のぶ」の常連客に愛される看板娘を愛嬌たっぷりに演じる。

 そして、本作の監督・脚本を務めるのは、興行収入約20億円を記録した映画『ドロップ』をはじめ数々のヒット作を手がけてきた品川ヒロシ監督。レシピ本を出版するなど料理にも精通している品川監督が、どのように異世界の人々の心と胃袋を掴む「のぶ」の料理を描くのかは必見。なお、本作に登場する料理はいずれも、視聴者にも馴染みのある定番の居酒屋メニューや家庭料理ばかり。おもわず居酒屋に行きたくなる、そんな食の魅力がたっぷりと詰まった、新たな“飯テロドラマ”として話題になること必至だ。

 撮影は2019年11月から都内を中心に行われ、12月末にクランクアップ。監督・スタッフがこだわり抜いて作り上げた「のぶ」や異世界の街並みのセットは、見学に訪れた原作者の蝉川夏哉先生も「実に素晴らしい」と太鼓判を押すほど。

 「のぶ」を訪れる個性豊かな登場人物達のキャストに関しては、今後発表となる。

クランクアップ(大谷亮平、武田玲奈、品川ヒロシ監督)

■大谷亮平 (大将・矢澤信之役) コメント

――脚本の印象と、本作のオファーを受けた際の気持ち

ファンタジー系の作品に参加させていただくのは初めてでしたが、日本式の居酒屋は海外でも人気があり、今や世界に誇れる日本文化の一つとも言えると改めて思いました。その居酒屋を舞台に、初めて足を踏み入れる客との滑稽なやりとりに笑わせてもらい、ウルッとくるエピソードに心温まる事もありましたが、同時に様々な出来事が巻き起こる居酒屋の大将として、やりがいのある重要な役どころだなとも感じました。

――しのぶ役の武田玲奈さん、品川ヒロシ監督の印象

武田さんとは初共演になりますが、第一印象で和装が似合う方だなと思いました。作務衣や頭巾がとてもお似合いで、居酒屋の雰囲気に馴染んでいたので、初日から違和感なくセットに溶け込まれていた様に思いました。

品川監督はお笑い芸人さんというイメージが強かったですが、今回は監督として場を盛り上げ、引っ張って下さいました。

料理のシーンに関しては特に熱を入れられていて、時には監督自ら料理を振る舞って下さることもあり、素敵な人柄も見られました。

――視聴者の方へのメッセージ

料理シーンでは、思わずつまみ食いをしてしまう程に、美味しく見応えのある料理が沢山出てきます。

その一つ一つの料理から広がる数々のエピソードによって、ご覧いただくみなさまにも、まるで異世界居酒屋に迷い込んだ様な感覚で堪能して頂けると思います。新たなグルメファンタジーの物語、是非楽しんで観て頂けると嬉しいです。

■武田玲奈 (千家しのぶ役) コメント

――脚本の印象と、本作のオファーを受けた際の気持ち

私はもともとアニメや漫画が好きで“異世界もの”もすごく好きなので、この作品に参加できてとても嬉しいです!

脚本も、原作小説や漫画にすごく忠実でワクワクした気持ちで撮影に臨みました!

――大将役の大谷亮平さん、品川ヒロシ監督の印象

お二人とも初めてお会いしたのですが、お二人とも優しくて面白くて一緒にお仕事出来てとても嬉しかったです!

またいつかご一緒できるように頑張りたいです!

――視聴者の方へのメッセージ

小説は小説、漫画は漫画、ドラマはドラマならではの面白さがあると思います!

原作ファンの方もそうでない方も是非お腹が空いている時に見てみてください!(笑)

究極の飯テロです!

■監督・脚本 品川ヒロシ監督 コメント

――原作小説の印象とオファーを受けた際の気持ち

はじめて原作を読んだ時の感想は、『居酒屋で飯が食いたくなる。しかも心が温かくなってじんわり泣ける』でした。

この原作を僕が脚本・監督でというお話をいただいた時は正直ビックリしました。

まず、「このヨーロッパ的な世界観をどうやって実写化するんだ?」ということと、「今までアクションの多い作品を撮ってきた僕がほっこりとする作品を撮れるのか?」という2つのクエスチョンが頭を巡りました。

日本人が異世界の人間を演じるので安いコントになってしまわないように、とにかくセットと絵作りにこだわりました。

そして料理を美味しそうに撮る。全キャストを魅力的に撮る。

原作を最大限リスペクトしつつ、実写ならではの良さが出るようにこだわりました

――大将役の大谷亮平さん、しのぶ役の武田玲奈さんについての印象

大谷亮平さんは、見た目は無骨な格好いい男でありながら中身は関西人なので、とても陽気で明るい人でした。

寒くてハードスケジュールな中、文句も言わず、いつも明るく現場に立っていてくれた。まさに大将。

武田玲奈さんは、とにかくお芝居が器用で、台本に書いていない居酒屋内での動きを自分なりにずっとしていてくれた。

居酒屋のシーンがリアルに撮れたのは武田さんの細かい動きのおかげ。まさにしのぶちゃん。
――視聴者の方へのメッセージ

原作がそうであったように、このドラマを見終わったら、

きっと大切な誰かと居酒屋に行って、美味しい料理を食べながら酒が飲みたくなるはず。

■原作者 蝉川夏哉(せみかわ なつや)先生 コメント

――実写ドラマ化すると聞いた際のお気持ち

 信じられない、というのが率直な感想でした。居酒屋を舞台にしているとはいえ、異世界のお話ですから、いろいろと実写には難しい面もあります。それをクリアしてもドラマにしたいとおっしゃって頂けることが、とても嬉しかったです。

――大将役の大谷亮平さん、しのぶ役の武田玲奈さん、品川ヒロシ監督についての印象

 大谷亮平さんは本当にダンディで、以前別のドラマで拝見したときから「かっこいいなぁ」と思っていました。

 武田玲奈さんはとてもかわいらしく、撮影現場にお邪魔したときも「ほ、本当にしのぶがいる」と驚かされたくらいです。

 品川ヒロシ監督はお笑いのイメージが強かったのですが、はじめてお目にかかった時からとても優しく、それでいて撮影の際には凜々しく、プロフェッショナルとしての気概を感じました。

――実際に撮影現場を訪れての感想

 この作品を実写にする際に一番のネックになるのが異世界の文物だろうなと思っていたのですが、撮影のセットも小道具も大道具も本当に見事なできばえで、早く皆さんにご覧頂きたいです。

 そして、居酒屋「のぶ」!この内装が実に拘っていて、とても細かいところまで入念に作られているのが実に素晴らしかったです。

 撮影現場は肌寒かったのですが、ちゃんと美味しいご飯も用意されていて、食への拘りを感じました。

――視聴者の方へのメッセージ

 美味しい肴と美味しいお酒の登場する、少し不思議なほっこりと温まる物語です。

 やさしい物語を是非ご賞味ください

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