シンガーソングライターの瑛人が、ピート・ドクターが監督を務める最新作『ソウルフル・ワールド』に、ストリートミュージシャン役でカメオ出演することが決定した。瑛人が担当するストリートミュージシャンが歌う楽曲「愛に満ちた世界」が入った特別映像も解禁となった。

 生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂<ソウル>の世界”で夢を叶えたい音楽教師“ジョー”と人間に生まれたくないソウルの女の子“22 番”の“人生のきらめき”をめぐる冒険が描かれる本作。瑛人が担当したのは、主人公のジョーが居合わせたニューヨークの地下鉄のホームで、弾き語りをしているストリートミュージシャン役。

 瑛人が歌うのは「愛に満ちた世界」という名の楽曲で、ジョーと22番の行く末に影響を与える重要な曲だ。USオーディションを経てこの役を射止めた瑛人だが、アニメーションの吹替えを担当するのは本作が初となる。選ばれたときは「飛び跳ねるくらい喜びました。家族も「嘘でしょ!?すごい!!」と驚いていました」と合格したとき心境や、周囲の反応について語った。

 今回演じた役柄同様、自身もストリートミュージシャンの経験があるという瑛人。当時のことを聞くと、「(演じたキャラクターのように)あんなにゆっくりと座って、堂々と駅の地下のホームで演奏したことはないです。 臆病者なので、友達がいないと出来ないタイプでした(笑)」と振り返る。

 また、「少し前までは、何かをやり通したことや、何かに夢中になったことがほぼ無くて、“やりたいことが見つけられない”22番に近い人間でした。自分の一番好きな音楽を通して、最近はやりたいことが見えてきたので、ジョーに近くなってきているなと思いました」と22番とジョー、どちらのキャラクターにも共感したことも明かした。

 今回併せて、瑛人が歌唱を担当したストリートミュージシャンが登場する特別映像が解禁。

 プロのジャズ・ピアニストを目指し、音楽こそが自分の“人生のきらめき”だと信じて疑わないジョーのナレーションで始まり、ストリートミュージシャンが歌う「愛に満ちた世界」が流れだし、その優しい歌声を聞き入るジョーの様子が描かれる。<心から夢中になれることに大切な時間を費やせば、きっと世界は“きらめき”始める>というナレーションにもあるように、”人生のきらめき”が大きなテーマとなる本作。瑛人にとっての“人生のきらめき”を聞くと、「歌っている時が”きらめき”です。一番開放されていて、ただ楽しいと感じる時間が流れます。歌っている時が生きる喜びですね」と教えてくれた。

 また、瑛人は「身体から出る優しさを意識して、心から優しく、本当に誰か愛している人を想像しながら歌いました」と歌唱シーンを収録した時の様子をふりかえった。

『ソウルフル・ワールド』ストリートミュージシャン(C)2020 Disney/Pixar.

 批評家のレビューをまとめたRotten tomatoes では、脅威の100%フレッシュを獲得。また、全米批評家や海外メディアからは「何とも素晴らしい100 分間/驚きに満ちた素晴らしく優しい物語(EMPIR/UK)」「温かくて、美しくて、そしてユーモアがある。これがピクサーのベスト。(INDEPENDENT.CO.UK (UK))」「とってもキュートで、ハッピーで、穏やかな映画(GUARDIAN)」と絶賛の声が続々と上がり、いよいよ今月25 日に迫った配信に期待が高まるばかりだ。

 瑛人が担当したストリートミュージシャンの歌声は、正反対なジョーと22 番の2人が繰り広げる奇跡の大冒険にどのような影響を与えていくのか?冒険の末見つけた“人生のきらめき”とは…?日常の中で“人生のきらめき”を見失っているすべての人に贈る、“魂”を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー!この冬、ピクサー史上最も”深い”感動作『ソウルフル・ワールド』はディズニープラスにて12月25日(金)17時より独占配信開始。

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