樋口日奈(乃木坂46)、矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)、隅田杏花(劇団4ドル50セント)

 樋口日奈(乃木坂46)、矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)、隅田杏花(劇団4ドル50セント)、朝倉ふゆな、吉田美佳子が15日、都内で舞台『フラガール - dance for smile -』の取材会に臨んだ。

 2006年に公開され、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『フラガール』の舞台版。福島県いわき市の炭鉱町を舞台に、衰退する炭鉱産業に代わる町おこしとして作られた「常磐ハワイアンセンター」で奮闘するフラガールたちの姿を描く。今回、舞台版の再演にあたり、フレッシュなキャストが集まった。

 舞台稽古中はマスクを着用。この日がマスクを外しての初のフラお披露目となる。腕や足、腰などの筋肉を使うフラ。樋口は「稽古期間中は汗びっしょりになっています。フラも腰を落としたままやるので1個1個のフリに心を込めています」と笑顔を見せた。

 フラガールのリーダー谷川紀美子役を演じる樋口は本作が舞台初の単独主演となる。座長としてどう振舞えば良いか悩んだものの、実際に稽古が始まるとそれぞれが支え合っていることから「構えていましたが、主演だからと気を張らずに頑張れています」

 かつて都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生を矢島が演じる。初演に引き続いての出演となる。「また戻って来られて嬉しい。前回と違う良さがあって、コロナ禍や東日本大震災が発生して10年などこの年にやる意味があると思います」

 座長・樋口については「みんなを引っ張ってくれるような主演。かっこいい」と称えた。

樋口日奈(乃木坂46)、矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)、隅田杏花(劇団4ドル50セント)、朝倉ふゆな、吉田美佳子

 紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗を演じるのは山内。AKB48加入前までは子役としてミュージカルに出演していた経歴を持つ。「毎日ドキドキしながら稽古場に向かっています。沢山のキャストに囲まれながら刺激を受けていて、本番までに沢山成長して沢山の方に感動を与えたいです」

 新たなキャラクターとして出演する安田は「大きな舞台が初めてなので緊張しています。キャスト、スタッフの皆様はみんな温かい方ばかりで常に支えられて頑張れています」

 隅田はコロナ禍などでダイエットをしていたが、ふくよかな役柄ともあって、現在は体重を増量中だという。ハロプロなどのオーディションに受けたが落ちた過去もある。今回は乃木坂46やAKB48、ラストアイドル、そして元℃-uteとアイドルグループを超えたコラボにもなっているが、「みんなウエストが細いなと思いながら踊っていました」と目を輝かせていた。

 樋口は改めて「胸に響く作品だと思います。観に来て下さった方に、強く生きようと思ってもらえるように魂こめてぶつかっていきたい」と意気込んだ。

Photos

記事タグ