木下晴香が13日、東京・カレッタ汐留でおこなわれた『Caretta Illumination 2019 ~ アラビアンナイト~』点灯式に出席。ジャスミン役日本版ボイスキャストを務めたディズニー映画『アラジン』から「ホール・ニュー・ワールド」などを熱唱した。イベント後には囲み取材に応じ、飛躍の年だったこの1年を振り返るとともに、来年への意気込みを語った。

 14回目の開催となるカレッタイルミネーションは今年、ディズニー映画『アラジン』の世界観をイメージしたイルミネーションをおこなう。期間中は、事前に上演してほしい楽曲を選ぶキャンペーンで上位だった「ホール・ニュー・ワールド」(1位)と「スピーチレス~心の声」(2位)を使用したスペシャルイルミネーションショーを15分に一度、上演する。

 この日点灯式に出席した木下晴香、劇中で登場するアリ王子に扮した子供とともにカウントダウンで点灯。名曲と合わせて彩られるイルミネーション。『アラジン』の世界観をイメージした魅惑のアラビアンナイトカラーに会場を染め上げた。メインツリーには魔法のランプもあり雰囲気を一層盛り上げた。

アリ王子に扮した子供たち

アリ王子に扮した子供たち

 幻想的な世界観に「思わずウルっときました。光が広がっていくようで星空のようだった」と語った木下はその後、イルミネーションの光に包まれながら劇中の楽曲「ホール・ニュー・ワールド」と「スピーチレス~心の声」を歌い上げた。混じりけのない歌声はのびのびとし、内に秘める力強さを宿していた。特に、ジャスミンを歌った「スピーチレス~心の声」は力強く、ファルセットは観客の心を優しく撫でるようだった。

 「ホール・ニュー・ワールド」は劇中では中村倫也とデュエットしているがこの日は一人で歌い上げた。歌い終え「ジャスミンが見たであろう星空を見て歌いました」と感慨に触れたが、木下の周りを包み込むように設置された光の数々からみるその姿は“光の絨毯”に乗っているかのようだった。

 トークでは、ディズニー映画『アラジン』でジャスミン役日本版ボイスキャストを務めた当時を回顧した。幼いころからディズニー映画が好きでなかでも同作は特別だったといい、出演が決まった当時「関われるなんて夢にも思っていなかった。この役を頂けると聞いたときは泣いて喜びました」。

熱唱する木下晴香

熱唱する木下晴香

 声優自体が初めてで「すべてが新鮮で難しかった。特にセリフの距離感をつかむのが難しくて。普通だと相手がいるから掴めますが、その人が近くいたら小さく話したり、遠くにいたら大きな声を出して工夫しました。しかもアフレコをおこなうのが始めの方だったので、周りの声が入っていなくて。相手の言葉も暗記して。難しかったですがすごく勉強になりました。素敵な経験でした」と振り返った。

 普段は「自分の意思を申し入れするのは得意ではない」という木下だが「誰からのためだったら強く出られることもある」とし、ジャスミンのように「自分が思うことを曲げず貫いて言えるのはかっこいい。私もそんな女性になりたい」とも。さらに魔法の絨毯がもしあったら「海外にあまり行ったことがなくて、快適な空の旅に出て、ミュージカルの本場のブロードウェイとか、ジャスミンのように広い世界に出てみたい」とも語った。

 点灯式を体験して「点灯する瞬間は感動してこみ上げるものがありました」とも述べていた木下。その後の囲み取材では、イルミネーションに囲まれ歌うことも初めての経験だったといい「実は緊張していました」と笑顔を見せた。

 木下にとって今年は飛躍の年と言っても過言ではないが、自身も「これまで一番濃くて、一番楽しくて、一番幸せ」と充実した1年だったと実感。「1月からミュージカル2本、アラジン、そして今も1本。素敵な役に巡り合えて、役として生きられたことが幸せ。あっという間に感じた1年でした」と述べた。

幻想空間のなかでネッ処する木下晴香

幻想空間のなかでネッ処する木下晴香

 イベント中は、ジャスミンのように広い世界に出てみたいとも語った木下だが来年の抱負を聞かれ「もっと広い世界を体験したい。声優の仕事を初めてやってまだまだ知らない世界を知って。視野を広げて限界を決めずにやっていきたい」と意気込んだ。

この記事の写真
幻想空間のなかでネッ処する木下晴香
熱唱する木下晴香
アリ王子に扮した子供たち

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)