工藤阿須加「小さい頃から自然と追いかけていた」理想は父・工藤公康
INTERVIEW

工藤阿須加「小さい頃から自然と追いかけていた」理想は父・工藤公康


記者:鴇田 崇

撮影:

掲載:20年02月11日

読了時間:約3分

 工藤阿須加が現在放送中のドラマ『連続殺人鬼カエル男』(関西テレビ)で主演を務めている。原作は中山七里氏の同名小説。工藤は猟奇的な殺人事件を捜査する新人刑事役を好演している。原作や脚本から「重厚感と緊張感」を感じたという本作の撮影はどのような思いで臨んだのか。理想の男性は、父で福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康氏とも語った彼の思いを聞いた。【取材・撮影=鴇田崇】

――脚本を手にした際の最初の印象はいかがでしたか?

 重厚感があり、緊張感もあり、展開もスピーディー。センシティブな内容もふくまれていて、しっかりと準備をして役と向き合わなければいけないと思いました。

――主人公は、どういう人間像だと理解して演じましたか?

 純粋で素直に感じたまま行動する人間だと思います。彼の中に大きなトラウマがあると知り、同じような経験はないですが、自分なりに近い経験を思い出しながら、その時に感じた思いや辛さを古手川に近づけていけるかを考え芝居していました。

工藤阿須加

――工藤さん自身にストイックなイメージもあるので、多少なりとも重なる部分はあったのでは?

 古手川は考えるより先に行動してしまうタイプのまっすぐな性格で、そこは自分にもある部分なので共感できました。

――あこがれるような、理想の男性は?

 父親です。男としても、父親としても、ジャンルは違うけど、尊敬しています。

――意識したのは、いつくらいからですか?

 男として気づけたのは、僕が働き始めてからです。働いて家族を養うということがどれだけ大変なことをしているのかって、結果を残すということはどれだけのことだったのかと、思い知るような感じでした。小さい頃から、自然と父親を追いかけている自分はいた気がします。

――反発はなかった?

 ありましたよ。いい環境で何不自由なく育ててもらった半面、辛い経験してきたということもあったので、絶対オレは親父みたいにはなりたくないと思っていた時期もありましたが、いつの間にか尊敬するようになっていました。素直に今自分が目指すものが自分の父親ですと言えるので、それはいいことだなって思っています。

――最後にファンへメッセージを。

 この「連続殺人鬼カエル男」は重厚感、緊張感があり、かつ展開はスピーディーなドラマになっています。内容もセンシティブな部分はあるのですが、そこにすごく気を張ってみようとは考えずに、少し楽な気持ちで観ていただけたらなと思っています。期待してください。

工藤阿須加

番組情報

放送局:カンテレ 毎週木曜日 24:25〜24:55(関西ローカル放送)
※放送時間が変更になる可能性がある。ドラマ公式サイトで確認を。
独占配信:U-NEXT 毎週金曜日10:00より配信スタート
  http://bit.ly/2PSTTP6
「連続殺人鬼カエル男」公式サイトhttps://www.ktv.jp/konomys/kaeruotoko/
『このミス』大賞ドラマシリーズ公式サイト:http://ktv.jp/konomys

ヘア&メイク:SHINYA(Primal art)
スタイリスト:壽村太一

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事