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 田中圭が主演を務めるHuluオリジナル『死神さん』が10月22日に、最終話となる第6話の配信がスタートする。これに伴いメイン監督の堤幸彦のインタビュー映像が解禁となった。

 本作は、大倉崇裕の同名小説「死神さん」(幻冬舎文庫)を原作にした痛快ミステリードラマ。“死神”と呼ばれる再捜査専門のクセモノ刑事・儀藤堅忍(ぎどう・けんにん/田中圭)が、事件ごとに相棒を替えながら冤罪事件を再捜査し、徹底的かつ真摯に真実を明らかにしていく姿を描く。

 田中圭史上最高に強烈なキャラクター・儀藤と個性派俳優陣が演じる事件ごとに替わる相棒たちとの絶妙な掛け合いや独特の視点で事件を解決していく様が「今までにない刑事ドラマ」「クセになる面白さ」と話題で、続編を望む声も数多く寄せられている。

 そんな「死神さん」第6話(最終話)の配信に先駆け、監督を務めた堤幸彦のインタビュー映像が公開される。

 ドラマの見どころについて「見たことのない田中圭さんが見られるということですね。あとは、いろんな人間の味を見せてくれる相棒たちが織り成す人間ドラマの面白さかな。観て絶対に損はない作品になっていると思います」と語る堤監督。

 さらに「今回は久々に好き勝手やらせてもらったという印象なので、堤的遊びも多いと思います。私の作品を注意深く観ていただいている方なら、『あれ、これどっかで見たことあるな』ということが出てくるはず(笑)」と、ファン心をくすぐる堤監督ならではの“遊び”が随所に散りばめられていることも明かしている。

 一風変わった儀藤のキャラクター作りに関しては「儀藤は名作中の名作『刑事コロンボ』みたいなイメージ。本心が分からず、パッと見ただけでは行動の先が読めない風貌でありたいな、と。また、人の目を真正直に見る人ではないので、喋っていることも本当か嘘かわからない。でも、ちゃんと決めポーズみたいなものがある。これまで私自身も様々な作品の中でいろんなキャラクターを作ってきましたが、今回は一度見たら忘れられないキャラクターを田中圭くんが作ってくれたと思っています。彼はこちらの意図することを瞬間的に見抜く力にも長けていて、儀藤のキャラクターも、衣装合わせの際にこちらが意図しているものを伝えたら一瞬で作り上げてくれました」と田中を絶賛。

 本作の見どころのひとつでもある事件ごとに相棒が替わるスタイルについては「毎回、犯人だけでなく相棒が替わっていくのは、この作品の面白い部分ですよね。警察機構の中での冤罪は非常にシリアスな出来事で、刑事ドラマでそれを中心に扱っていくのはなかなか大変だけれど、田中圭くんやゲストの皆様が演技力で魅せるドラマに変えてくれたのは本当にありがたいこと」と語る。自身が監督を務め、明日配信となる第6話については、「6話のゲストは秘密になっていますが、1話から順番に観ないと意味が伝わってこないので、6話を先に観たらダメですよ(笑)」と視聴のアドバイスも…!?

 インタビューではこのほか、主題歌を担当した宮本浩次や、ドラマオリジナルキャラクター・南川メイを演じた前田敦子の魅力についても余すことなく語っている。

 資産家強盗殺人事件(第壱話)や、借金グセのある夫を車でひき殺した容疑で妻が逮捕されたひき逃げ事件(第弐話)、人気俳優が痴漢容疑で逮捕された痴漢冤罪事件(第参話)、警察署内で発生した押収物窃盗事件(第肆話)、児童誘拐事件(第伍話)と、これまで様々な事件を、それぞれの相棒たちとともに解決してきた儀藤。そして、それらの事件の裏で連続して起きていた、警察を挑発し続ける謎の架空テロ犯・エンジェル伊藤事件…。第伍話ではなんと、この事件の容疑者として南川メイ(前田敦子)が逮捕されてしまうという怒涛の展開に。次第に追い詰められていく儀藤…第陸話では一体どのような結末を迎えるのか。予測不能なクライマックスに向け、ますます盛り上がりを見せる。

【前編】

【後編】

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