台湾メディア絶賛の日本ユニット“放浪新世代”とは?実はEXILE弟分の現地名
台湾で開催された「a-nation taiwan」で現地ファンを熱狂させた“放浪新世代”
2002年から始まり今では夏の恒例行事ともなっている音楽イベント『a-nation』は今年、初めて海外進出を果たした。13日には台湾で『a-nation taiwan』と題して行われ、倖田來未やw-inds.、KREVAなど現地でも高い人気を誇る日本人アーティストたちが出演した。そうしたなか、現地メディアが「台湾ファンを熱狂させた!」と大きく報じたのが、日本の人気ユニット「放浪新世代」である。え? 誰? という感じだが…。
実は「放浪新世代」というのはEXILEの弟分として人気急上昇中のダンス&ボーカルユニット「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の台湾名なのだ。台湾は中国語圏であるし、彼らの英語名は長いので、スパッと漢字名にした方が覚えてもらいやすいのだろう。
ところでなぜ、勢いのある彼らの名前が演歌ユニットっぽい感じなのか? EXILEファンならご存知かもしれないが、実はEXILEの中国語名は「放浪兄弟」。「EXILE」の元の意味が「放浪者」であること、そして男性グループであることから「兄弟」の名前をつけたのだろう。EXILEメンバーのソロプロジェクトや派生ユニット、兄弟ユニットの総称である「EXILE TRIBE」は「放浪一族」となる。
そのようなわけで、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」は「放浪新世代」。現地では「放浪新世代 from 放浪一族」という表記もある。ここまでくると、さすがにカオスだ。
ここで話をa-nationのステージに戻そう。台湾メディア「yam蕃薯藤新聞」は13日、「放浪新世代帥裸上身送福利」のタイトルでその様子を報道。これまた「裸で福利?」と一見、謎なタイトル(見出し)だが、日本語に訳せば「GENERATIONS from EXILE TRIBE、男前な上半身裸でファンに大サービス」といった感じだ。
ライブではシングル『HOT SHOT』や最新曲の『Always with you』をパフォーマンスするうちに、リーダーの白濱亜嵐とパフォーマー、関口メンディーが上着を脱ぎ捨て、見事に割れた腹筋を披露して、会場のファンたちを歓喜のあまり絶叫させた。このことを見出しで表現した結果「放浪新世代帥裸上身送福利」となったわけだ。 【鈴木京子】