歌手で女優の南野陽子が10日放送の関西テレビ『おかべろ』に出演。デビュー前にレコード会社を訪れた際、歌うことを求められると「嫌です」と拒否したエピソードを明かした。

 この日の放送にゲスト出演した南野は、自身のデビューのきっかけについて尋ねられた。

 当時、高校生だった南野は、大阪のホールで開かれていた公開番組を鑑賞に訪れた際、カメラマンに声をかけられたという。南野の父親が東京出張するタイミングに合わせ、南野は「事務所にご挨拶に行きたいんですけど」と見学を依頼した。

 そして、東京で様々なところに連れて行ってもらったという南野。ところが、あくまで見学に訪れたつもりだったが南野に反し、「そこから勝手に動き始める」と周囲がデビューに力を入れ始めたという。

 その見学時、事務所の人がレコード会社に連れて行き、「その人たちはオーディションのつもりだったと思うんでうけど、こっちは、まさか自分が歌手になれるとは思ってなくて」との気持ちを抱いていた南野は、「ちょっと歌ってごらん」との声に「嫌です」と拒否したことを話した。

 南野は「だって恥ずかしいでしょ。それがオーディションとは思ってなくて、いきなりスタジオで」と心の準備ができていなかったとし、カラオケボックスなどもない時代、人前で歌うことに慣れていなかった自身を語った。

 そして、「レコード会社対抗の運動会とか、水泳大会とか、そういうのにも出なきゃいけなくなる状況は、私は嫌なんですって、ちょっとキレ始めて…」と当時抱いていた心境を振り返った。

 すると、関係者からは「レコード会社のオーディションに来て歌いたくない人は初めてだ」と驚かれたようで、1人くらい変わった子がいても良いとの判断に至り、南野がデビューしていく流れが生まれたことを語っていた。

 さらに、南野は雑誌デビューの裏側も紹介。高校生の頃、グラビア撮影に臨んだものの、「すごい化粧をされて…」と困惑しながらそのメイクをトイレットペーパーで取り、真っ黒になったまま撮影をおこなったという。

 その雑誌の仕上がりを確認した南野は「納得がいかなかったわけ。それで講談社に乗り込んで。だから私、たけしさんより先にあのエレベーターに」と振り返った。ビートたけしらが講談社の雑誌『フライデー』に乗り込んだエピソードを取り上げて明かすと、MCのナインティナイン岡村隆史らは驚きで爆笑していた。

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