加藤諒と櫻井翔、広瀬すず(C)日本テレビ

 加藤諒、ともさかりえ、野間口徹、渋川清彦らが、現在放送中の日本テレビ系ドラマ『ネメシス』(毎週日曜夜10時30分)に出演する。

 広瀬すず演じる天才助手、美神アンナと櫻井翔演じるポンコツ探偵、風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリー。

 舞い込む難事件を抜群のチームワークで解決し、全国にその名を知られるチームネメシスには、スピード狂の医者(大島優子)、凄腕の道具屋(上田竜也)、天才理系大学生(橋本環奈)、AI開発のカリスマ高校生(奥平大兼)など個性の強い仲間が集まっている。

 そんな探偵事務所ネメシスのアンナがハマっているのが、近所の無国籍料理屋Drハオツーのリンリン(三島あよな)が運んでくる摩訶不思議な料理だ。ザリガニがはみ出る程のボリューム満点のザリガニパクチーバーガー、ピンクのルーが鮮やかなドラゴンピンクカレー、紫色のサファイアまんなど、味を理解するのがなかなか難しそうな、クセが強過ぎる料理を作っている中国人店主、リュウ楊一役の加藤諒の登場が発表された。

 先ごろ、リュウが長年取引をしているブランド魚“天狗サーモン”の養殖業を営む天久潮(渡辺哲)が崖から転落死したという。その死に疑問を感じたリュウがネメシスに駆け込んできた。

 チームネメシス一行は調査の為、【天狗伝説】が根強く残る、潮の家族が住む山奥の村へと向かう。そこにいたのは、一魚(かずお)(野間口徹)、二魚(ふたお)(大鶴佐助)、三魚(みつお)(堀家一希)の三兄弟に潮の義理の弟の洋(ひろし)(渋川清彦)、そしてCEOの栗田が一目ぼれした美しい後妻の郁子(ともさかりえ)だ。

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 父親と衝突ばかりしていた長男、養殖場の土地を売り払おうとする次男、借金に追われる三男とその彼女(小西桜子)、粗暴で会社の金を横領していた潮の弟、そして潮の生命保険の受取人になっているという美しき後妻…全員に殺人の動機があった…。この怪しい家族が揃う家で、泊まり込みで捜査にあたるアンナ、風真、栗田、リュウにいくつもの災いが降りかかる…。それは天狗の祟りなのか?

 第5話でついに顔を見せたDrハオツーの店主役・加藤諒は、キャラの立ちすぎた濃い顔とキレキレのダンスでお茶の間でも人気を博す個性派俳優。アンナや風真が怪しい家族と過ごす短い一夜に、リュウはアクロバティックな技を駆使して風真たちを軽やかに救う。

 キメてるはずが、なぜか笑わずにはいられない、加藤のキャラが際立つ今回の役どころは、中国の雑技団出身の料理人。キレキレの技は、絶対に見逃せないポイントだ。

加藤諒と広瀬すず(C)日本テレビ

 後妻を演じるともさかりえは、10代の頃にはあの有名な探偵ドラマ「金田一少年の事件簿」でヒロインを演じたが、今回は、栗田も思わず心を奪われるしっとりとした、『天狗伝説』が残る山奥の地に暮らす大人の女性の役どころ。

 長男には舞台出身で映画、ドラマ、最近ではバラエティーにも度々登場し、そのキャラクターに注目が集まる実力派・野間口徹、潮の弟にはファッションモデルから俳優に転じ、映画出演本数は数えきれない、数多の映画監督たちからのラブコールがひきもきらない渋川清彦。

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 次男には舞台での活躍が目覚ましい大鶴佐助、三男には前日曜ドラマ「君と世界が終わる日」にも出演した堀家一希、その彼女役として、カンヌ国際映画祭でも評価された『初恋』(監督:三池崇史)でヒロインに抜擢された小西桜子。1話完結の事件にこれだけの実力派俳優が顔を揃えた第5話、天狗殺人事件。その真相に注目だ。

 そして、既に『20年前の事件』の関係者・神田水帆役として出演している真木よう子が、1人2役の“神田凪沙”として再登場する。彼女の正体とは?そして、『ネメシス』の核心に一気に迫っていく。

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リュウ楊一(りゅう・よういち)役 加藤諒コメント

 キャストの豪華さはもちろん、脚本が「え!?これドラマなの!?」というくらい大掛かりなシーンもあったり、迫力あるシーンも垣間見えたりして面白いなと思いました。僕が中国人で中国雑技団にいたという設定がとんでもないですし、中国訛りなどどこまでコメディ寄りにした方がいいかと思って監督に聞きながら徐々にキャラクターが出来上がってきました。へんな手の動きもあるので、そこも注目してほしいです。

 皆さん優しいので、現場にはとっても入りやすかったですし、そういう空気感もお芝居に出ているんじゃないかと思います。5話はちょっと悲しい話ではありますが、温かさもある話なので、その部分を感じ取って欲しいです。

天久一魚役(あまひさ・かずお)役 野間口徹コメント

 脚本を読んで率直に、ムズッ!て思いました。役柄は自分がやったことのない職業だし、時期も季節とかシーンが飛んでいたりするので、台本を何度も読み返しました。

 今回は家族愛のお話になっています。家族って、甘えているから喧嘩するところがあって、最終的に何か大きな出来事があれば寄り添うようになるっていうのはつくづく感じました。自分も最近実家の両親と寄り添うようになったので、みんないつだって本当は好きなんだよっていうのが分かるお話になっていると思います。

 みんなそれぞれに抱えるものがあり、お父さんのことが好きで集まってくるんだけどうまくいかなくて、誰がどういう思いでいるのかは、多くはドラマの中なので語られないですけど、透けて見える向こう側を、見ていただければなと思います!

天久郁子役(あまひさ・いくこ)役 ともさかりえコメント

 台本は視聴者のような気分で読み進めておりました。キャストの皆さんのお名前を聞いて、とてもぴったりで、早く現場でお会いしたいと思っておりました。いい意味で探偵っぽくない皆さんがチャーミングで魅力的で、謎解きのシーンにもそこが現れていて、私自身も出来上がりが楽しみです。「金田一少年の事件簿」に出演させていただいていた時に、こういう辺鄙な場所でロケをしたり、謎解きのシーンのカット数が多かったり、回想シーンが多かった当時のことを思い出しながらやらせていただいております。櫻井さんの決め台詞もあって、一ちゃんのセリフを思い出しました(笑)。視聴者の皆様も「この人が犯人じゃないか」と推理しながら見られると思います。

 どう見ても郁子は怪しいキャラクターでドラマの中でも珍しいタイプだと思いますが、それも楽しみに見ていただきたいです。

天久洋役(あまひさ・ひろし)役 渋川清彦コメント

 トリックや事件が、入江監督ならではの小ネタも効いているなという感じがした。

 今回全員が怪しいのですが、自分みたいなわかりやすいキャラクターは、かき回しているだけと思われがち。果たしてだれが犯人なのかを推理してもらいたいですね。

 兄弟のキャラクターが濃くて、色があっていいですよね。3人兄弟だと、末っ子が一番やんちゃ、長男は真面目、2番目は何を考えているのか分からないみたいな。そこに俺みたいな異物が入り込んで、いろいろごちゃごちゃになっていて面白いなと思います。家族は最後はちゃんと分かり合ってまとまると言うか、仲良くなると言うか、そんな希望をもてる話だと思います。

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