ロコビッチ、東京でレコ発ツアーファイナル　全力で伝える熱きパワーに会場が沸いた

　沖縄出身のロックバンド、ロコビッチが７日、東京・渋谷の渋谷Milkywayでレコ発ツアーのファイナル公演を行った。６月25日に発売した自身初の全国流通のファーストミニアルバム『ダイヤモンド』を引っ提げてのツアーで、出身地・沖縄を中心に繰り広げてきた。

　『グロウ』で幕開けたライブは、アルバム収録曲を中心にパフォーマンス。ボーカルのゆいは「プレッシャーが凄かった。皆来てくれないかとステージに上がる前まで不安だった」と本音をもらすも、持ち前の明るさと歌唱力で会場を熱気に包みこんだ。

　「全力で歌わないと誰にも伝わらない気がして、力いっぱいに歌っているから声がかれてしまうけど」とゆいが語っていた通り、声を振り絞るように吐き出されるリリックは、東京に出てきたこの１年間を回顧するように彼女の体験のもとで得た感情を表現し尽くしていた。

　全力で伝えようとする歌声、そして演奏に心を躍らせ高揚しきったライブは、最後は「沖縄、東京、そしてこの場所にいるみんなのために作った曲です」と『たからもの』を披露してツアーを締めくくった。