レディビアードが語る、新アイドルユニット結成の背景 オーディション開催
INTERVIEW

レディビアードが語る、新アイドルユニット結成の背景 オーディション開催


記者:木村武雄

撮影:

掲載:20年04月06日

読了時間:約3分

 女装パフォーマーのLADYBEARD(レディビアード)が、新たなアイドルユニットの結成にむけ6日から新メンバーオーディションを開く。ここ最近は海外での活動が目立っていたレディビアードが、世界で感じた日本のサブカルチャーへの関心度の高さがユニット結成の背景にある。その思いとは。

 レディビアードが構想を練るアイドルユニットは「可愛い」と「激しさ」を融合した「Kawaiiカルチャー×デスヴォイス」の再構築だ。

 「東京カルチャーを世界に向けて発信したくて。Kawaii、元気、ポップ、カラフルをキーワードに誰でも踊れるキャッチーなダンスと、外国人にも口ずさめるシンプルな日本語を入れた音楽を提供したい」

 新ユニット結成の背景には、海外での反響にある。日本でも歌手やプロレスラーとして話題を集めてきたレディビアードだが、ここ最近は海外での活動が多い。世界に触れて実感したのは、日本のサブカルチャーへの関心度の高さだった。

 「フランスやイギリス、アメリカ、香港などのアニメフェスや音楽フェスに参加して思ったのは、日本のカルチャーに対する注目度の高さ。『kawaii』という言葉は知られているし、アニメをはじめとした日本のカルチャーへのリスペクトが高い。もっと知りたいと思っている」

 ただ、障壁となっているのは「言語」の違い。「日本語が分からないから、もっと日本の事が知りたいと思っていてもなかなか入れない」。そこで考えたのは、日本と世界を繋ぐパイプの役割となる、アイドルユニットの結成だった。

 新ユニットが海外に受けられる公算はある。2017年に才木玲佳と結成し、現在も海外中心に活動中のアイドルユニット「DEAD LIFT LOLIT」は「可愛い」と「筋肉」「元気」を掛け合わせたコンセプト。デスメタル要素を入れた音楽もあって、海外からの話題を集めている。

 また、フィーチャリングとして参加したトミタ栞の「バレンタイン・キッス」を、女性パフォーマーともに香港など海外で披露したところ大歓声を浴びた。

 「曲の前半までは可愛いのに、途中からデスメタルに変貌したことに皆は驚いて喜んでくれた。私は皆が驚くようなことを提供したいと思っているし、日本特有のファンとのコミュニケーションも積極的にやっていきたい」

 新メンバーに期待するのは「もちろんパフォーマンス力の高さはあった方がいいけど、元気さがあって、キュートで、前向きな子がいい。気持ちが一つになった時に表れるパフォーマンスのシンクロは見ていても驚きがあると思うし、喜んでくれる。一緒に盛り上げていきたい」

 新ユニットは6月にデビューシングルをリリースする予定。「DEAD LIFT LOLIT」としての活動と平行しながら国内外で活動していく。新型コロナウイルス感染拡大予防対策や世界情勢を考慮したうえで、年に20〜30ステージの海外公演を踏む予定だ。レディビアードをセンターに両輪の花はどのような輝きを放つのか。

 なお、募集メンバーは2人から5人。プロダクションに所属していない、18歳〜25歳の女性。ダンス、歌のスキルのある人は優遇。国内のイベント及び海外イベントへの出演が可能な人となっている。【取材・撮影=木村武雄】

LADYBEARD(レディビアード)

応募サイト
https://pro.form-mailer.jp/lp/97809f23192506

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