トータス松本が16日、NHK「うたコン」に出演し、往年の名曲「河内のオッサンの唄」を歌唱。リモートで出演していた女優・杉咲花らを感嘆させ、ネット上でも盛り上がりを見せた。

 この日は「おちょやんSP~泣き笑いの名曲集~」と題して放送。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」で、杉咲は主人公・千代を演じ、その父親・テルオをトータス松本が熱演している。

 今回、同じく共演の成田凌と杉咲は大阪のスタジオからリモートで出演。トータス松本は「もうね、いつもふざけてワチャワチャしてる。仲良いんですよ」と2人の関係性に触れるなど活気ある撮影現場について紹介した。

 トータス松本が披露したのは、大阪のフォークシンガー、ミス花子の1976年の楽曲「河内のオッサンの唄」。レコード売上が80万枚をこえる大ヒットを記録している。

 この楽曲がヒットしたのは自身が小学生時代というトータス松本。遊んでいた友人宅で突然ラジオから流れ、「面白過ぎて、すごいインパクトでしたね」と衝撃を受けた様子。

 「おちょやん」におけるテルオと千代の故郷は、大阪の南河内地方。「テルオと言えばこれしかないと。同じ河内。千代とテルオの家は河内にありますからね」とその接点に引き込まれているようだった。

 同楽曲は、いきなり〈オー良う来たのワレ〉で始まり、〈もっと飲まんけオンドレ 何さらしとんど〉〈やんけやんけやんけやんけそやんけワレ〉などとコテコテの河内弁が飛び出す異色の歌詞が特徴的だ。

 トータス松本は持ち前の歌唱力を発揮。一部の歌詞を代えるテクニックも見せ、ドスを利かせ、随所に巻き舌も駆使しながら迫力満点に歌い切った。

 この歌唱はネット上で反響が見られ、ツイッターのトレンド入り。「めっちゃ似合っててええな」「河内のオッサンの唄似合い過ぎや」「『河内のオッサンの唄』だと、テルヲのイメージ払拭にならないやんけと笑ってしまった」「千代にめちゃめちゃ迷惑かけて(笑)」などのコメントが挙がった。

 この歌唱を聞き届けた成田は「最高でしたね、トータスさんとテルオの間くらいでしたね」と感激し、杉咲は「″ワレ″ってよく歌詞に出てきて、お父ちゃんがここ(頭)に過ってきた。ほんとカッコ良かったです」と笑顔。司会の谷原章介は「現代に蘇った竹井テルオ、ありがとうございました」と圧巻のステージを振り返っていた。

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