SUPER☆GiRLSが日本武道館公演実現に向けて勢いを加速させている。6月に都内でおこなった結成9周年ライブ『9th Birthday Live』で10大発表をおこなった。ワンマンライブや写真集発売など目白押しの企画が満載だったが、なかでも加入したばかりの4期を含め全員それぞれのフィーチャーソングを制作、さらにアルバム発売と、個にフォーカスした展開は目を見張る。9月18日にはその一つである、阿部夢梨がセンターを務める「片想いのシンデレラ」がリリース。阿部の人柄がそのまま反映された可愛らしい曲とMVに仕上がっている。第4章と銘を打って活動を続けるスパガ。それぞれがそれぞれの役割を果たすために努力するその姿を見て、リーダーで2期の渡邉幸愛は「新しい世界が見えている」と自信をのぞかせる。今回は渡邉幸愛、阿部夢梨、そして4期のうち樋口なづな、井上真由子にインタビュー。新曲とともにそれぞれの本音に迫ってみた。【取材・撮影=木村武雄】
4期の成長――、それぞれ個性を伸ばして
――YouTubeで松浦亜弥さんの曲をカバーされていた動画をアップされていましたが、ハロプロに憧れてアイドルになったんですよね?
樋口なづな そうです。もともとはモーニング娘。さんきっかけでハロプロさんが好きになって。大好きな方が松浦亜弥さんの曲をカバーしていたので、そこから聴くようになりました。松浦さんが活躍されていた当時はまだ、私も小さかったのであまり知らなかったんですけど、カバーした動画への反響をみるとやっぱり松浦亜弥さんはすごかったんだなと思いました。
――樋口さんは歌が上手ですが、もともと何かなさっていた?
樋口なづな 特に何もやっていないんですけど、歌うことは好きでした。
――一方、井上さんはファッション系をやっていきたいと。
井上真由子 小さい頃からモデルに憧れていて雑誌も毎月買って読んでいたので、スパガの活動はもちろん第一優先にありますが、出来たら個人としてはファッション系のお仕事やモデルのお仕事をやってみたいです。
――個々の活動が充実されれば、スパガ自体も活性化されるので期待したいですね。この間、阿部さんと井上さんが生誕祭をやっていましたけど、井上さんは初めてでしたよね?
井上真由子 スパガに入る前までは普通の女の子だったので、生誕祭ということ自体を知らなくて。誕生日と言えば、友達や家族が祝ってくれるということだけなので。それで初めて体験した生誕祭は、たくさんの方に囲まれて「おめでとう」と言ってくださって、私も歌って。こんなことが人生になかったので、これはアイドルの特権だなと思って嬉しかったです。
――4期生の成長を渡邉さんと阿部さんはどう見ていますか。
渡邉幸愛 入っていた時は正直、頭を抱えたんですよ(笑)。
――え!?(笑)
一同 (笑)
渡邉幸愛 当たり前なんですけど、できないことがすごく多くて、「どうやったらうまくいんだろう…」と悩んだときもあったんですけど、今では、そうしたことが懐かしく思うぐらい、それぞれがそれぞれ努力して成長していて、なづちゃん(樋口なづな)だったらYouTubeでカバー曲を上げていて、自分の好きな歌を伸ばしていたり。真由ちゃん(井上真由子)は近くにいて努力していることをすごく感じるんです。真由ちゃんはライブ前に練習していない日がないぐらい。そういうのを見ているとグッとくるものがあって。正直、抜けているところもあるんですけど(笑)。
――え!?(笑)
一同 (笑)
渡邉幸愛 できないことも多いし、それでもすごい頑張りが見えるから応援したくなる。秘めている力はすごいものを持っていると思うんです。私自身も意識しないうちに目で追っているし、それぞれが良いところを伸ばしているので、4期はこれから期待できるなと思います。
――復活した「スパガ☆Times」でもライブ前の光景が流れていましたけど、ああいう感じ?
井上真由子 そうです。やっぱり、加入して半年が経つんですけど、まだ緊張するので。もともと緊張しいというところもあるんですけど、振りも本番中に飛んだらどうしようと思う所もあって。加入時と比べたらだいぶ余裕が出てきて楽しくさせて頂いているんですけど、まだ心配事があるのでいまも確認しています。