ツアーファイナルをLIQUIDROOMで行ったJUN SKY WALKER(S)

ツアーファイナルをLIQUIDROOMで行ったJUN SKY WALKER(S)

 4人組ロックバンドJUN SKY WALKER(S)(以下、ジュンスカ)が11月27日、全国26ヶ所全27公演のライブハウスツアー「JUN SKY WALKER(S) 2015 ~The Next Step~」のファイナルを東京・LIQUIDROOMで行った。ボーカルの宮田は「60歳、70歳を目指してまだまだ続けて行きたい。デビュー当時の気持ちを思い出した」と今後の活動への意気込みを語った。そして、9月20日に行われた「JUN SKY WALKER(S) Special Live -Back to 1988.11.26-」を完全収録したライブDVDを16年1月27日にリリースすることを発表した。

 9月から約2ヶ月間かけて行ってきた本ツアーは、メンバーが自らバスを運転し日本全国の会場となるライブハウスを巡った。ファイナルとなるこの日の公演には会場を埋め尽くす満員のファンが集まり開演前から熱気が立ち込めた。

 オープニングSEをバックにメンバーが登場すると会場のテンションは一気に最高潮に、「BAD MORNING」「歩いて行こう」などの名曲からスタートしたライブは熱狂の中、会場のファンが一体となり腕を振り上げ、声をあげた。

 ジュンスカらしい激しいビートの楽曲を立て続けに披露し会場が熱気に包まれる中、ボーカルの宮田和弥によるハーモニカソロを披露した「風見鶏」や最新のバラード曲「我儘(わがまま)」をではアコースティックギターを手にして披露し、聴かせる音楽で会場を魅了した。

 メンバーの出身高校のひばりヶ丘に因んだ楽曲「Let's Go Hibari-hills」では会場が一体となりタオルを掲げ、振り回した。

 途中MCで宮田は「ジュンスカ世代のファンも親子連れで来たり、子育てを終えてまた来てくれるファンが増えた。今回、全国まわってみてまた、仲間が戻ってきたって感覚だった。」とツアーを振り返った。また、来年で50歳を迎える宮田は「60歳、70歳を目指してまだまだ続けて行きたい。これからも僕らが引っ張っていくのでついて来て欲しい。」とファンに今後の活躍を宣言した。

 11月18日にリリースしたばかりの最新アルバム『BACK BAD BEAT(S)』のタイトルについて「“BAD”はスラングで最高という意味がある。“最高のビートが帰ってきた”と意味だ」と説明し、アルバムのからの曲「その先へ」、「GO FOR BROKE」「MID NIGHT BLUE」を披露した。

 会場の盛上がりが最高潮の中、「いつもここにいるよ」「全部このままで」と代表曲を連続披露し本編は終了した。

 鳴り止まないアンコールの中、登場したボーカル宮田和弥はツアーファイナルを惜しみつつ、全国ツアーを振り返り「今回アルバムをリリースする前からツアーでまわり、アルバムの曲を演奏していった。デビュー当時の『全部このままで』を出したときの気持ちを思い出した。今回のツアーはみんなの愛をすごく受け取った。来年また全国回りたい」と語った。

 また、ジュンスカ初のホールライブとなった88年の渋谷公会堂でのライブを再現しチケット即完となり、伝説のライブと称される15年9月20日に行った渋谷公会堂でのライブを全曲完全収録したライブDVDを16年1月27日に発売することを発表、満員の会場は歓声で沸きあがった。

 アンコールでは最新アルバムからの「希望の詩」やおなじみの「MY GENERATION」を披露し熱狂の中、終演をむかえた。

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