[写真]石川さゆり「ルパン三世」テーマ

石川さゆり×ルパン三世「ちゃんと言わなきゃ愛さない」ジャケット

 演歌歌手の石川さゆり(57)が、アニメ『ルパン三世』の30年ぶりとなるテレビ新シリーズ(日本テレビほか)のエンディングテーマを担当することが決まった。作曲とプロデュースは同アニメの楽曲を長年手掛けてきた大野雄二、作詞はつんくが手掛けた。

 新テレビシリーズ『ルパン三世』は日本テレビ、読売テレビ系列で10月1日深夜に放送開始される。大野雄二が新シリーズのために再録した「ルパン三世のテーマ」に乗せて、ルパンをはじめとした馴染みのキャラクターたちがイタリア中を駆け巡る。

 このエンディングテーマを歌うのが石川さゆり。ジャズサウンドに石川の歌声が絡み合う。石川の歌声を聞いた大野は「歌ったら、それで全てが成立しちゃう“存在感”と心安らぐ“声”。さすがでした。石川さゆりとルパンサウンドのコラボをどうぞお楽しみください」と賞賛している。

 石川が歌うエンディングテーマのタイトルは「ちゃんと言わなきゃ愛さない」。10月21日にシングルとして発売される。このシングルのジャケットは、アニメーターチームによる描き下ろしの「石川さゆり×ルパン三世」。なんともセクシーな石川さゆり像がそこにはある。

 収録される楽曲では、大野雄二と宮沢和史(ex THE BOOM)によるSLOWFUNKなオリジナル楽曲「ニヒルに愛して」と、ルパン三世定番楽曲「ラブ・スコール」、ルパンマニアから評価の高い名曲「MEMORY OF SMILE」をカバー。全4曲が“大野雄二サウンド”に施されている。

石川さゆりコメント

 「ルパン三世」のエンディングテーマを、楽しく歌ってみました。

 アルバム「X-CrossⅠ-」「X-CrossⅡ-」では、素敵な音楽アーティストの皆さんとコラボレーションしていますが、この度も音楽、歌とは、なんと自由に楽しいのでしょ…と、感じました。
 ルパンのTVでのレギュラー放送は久しぶりだそうで、音楽は、ずっと大野雄二さんがお創りになっていらっしゃると伺いました。

 お話を頂いて、ライブも拝聴し、切れの良いジャズの中にモダンと、ちょっと懐かしい感じが心地良く、ご一緒してみたいと思いました。

 スタジオで、ルパンのスタートは1977年だと伺い、まぁ…「津軽海峡・冬景色」と同年なのねと不思議なご縁も感じます。

 作詞のつんくさんはルパンのストライクエイジだそうで、ルパン、不二子ちゃん、石川と、そんなキーワードがくるくると膨らみ、チャーミングで、せつないツンデレ女子の詞が完成!大野雄二さんのサウンドに載せて歌ってみました。

 ルパンの放送の最後に「やめて、やめないで、チョット待って♪~」と流れます。どうぞ皆さんも楽しんでくださいませ。

つんくコメント

 ルパン三世の久々のTVシリーズ化にあたり、大野先生からご指名いただき今回作詞家として参加する事となりましたこと心より嬉しく思っております! 幼少の頃から何度となくテレビで見て来たルパン三世。その格好良さに理屈はなかったと思います。時に三枚目、なのに格好良いルパン三世は少年達の憧れでした。

 そのルパン三世が久々にTVシリーズ化されるということでも驚いたのに、僕がエンディング曲に参加出来るなんて! この曲は女性が主人公です。セクシーで意地っ張りで甘えるのが下手。そんな女性の心の葛藤を描きました。

 大野先生の曲を頂き、そこに歌詞を書き込んでいくわけですが、何十年もルパン三世の世界で活躍されている大野先生と何度かやり取りをさせていただくのがとても楽しく光栄でした。曲は謎解き怪文のようになっていて、歌詞を書き込むときワクワクしました。「あ、ここは韻を踏む場所だな」「お、ここはあの場所を繰り返せだな」とか。

 ルパン三世になった気分でしたね。そうやって歌詞が出来上がる頃にオシャレなアレンジも完成しました。うん、かっこいい。 最終的に石川さゆりさんの「大人」で「艶やか」で「強気」で「恥じらいのある」 そんなたくさんの表情が入った歌声にほれぼれしました。全てが重なったとき、まるでスッゴイ大事件が解決したときのようなそんな晴れやかな気持ちになりました。 テレビでの放送が楽しみです!

収録曲

M1『ちゃんと言わなきゃ愛さない』 作詞:つんく 曲/編:大野雄二
※日本テレビ アニメ「ルパン三世」エンディングテーマ
M2『ニヒルに愛して』 作詞:宮沢和史(ex THE BOOM) 曲/編:大野雄二
M3『ラブ・スコール』 作詞:槇小奈帆 曲/編:大野雄二
M4『MEMORY OF SMILE』 作詞:有川正沙子 曲/編:大野雄二

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