松井玲奈

 『第33回東京国際映画祭』会期中の3日、東京・EXシアター六本木では、アニメ映画『魔女見習いをさがして』(11月13日公開、佐藤順一監督・鎌谷悠監督)の舞台挨拶が行われ、3人のヒロインの声を務めた森川葵、松井玲奈、百田夏菜子が登壇した。

 【写真】オールホワイトのコーデで登壇した松井玲奈。全身写真ほか(全7枚)

 松井玲奈は、オールホワイトのコーデで、きっちりと固めたショートヘア姿。うなじから首元のラインが美しく、凛とした雰囲気を放っていた。

 映画は、1999年から4年間放送された『おジャ魔女どれみ』シリーズの20周年を記念して制作された。おジャ魔女どれみに引き合わせられ運命的に出会った、悩めるヒロインが、どれみたちに背中を押されながら、不思議な奇跡を起こし、「なりたい私」に向かっていく様を描く。

 ヒロインのうちの一人、吉月ミレの声を演じた松井。客席を見渡し「ハンカチでまだ涙を拭っている人も見えて、おジャ魔女世代が心にグッと掴まれて、私たちの想いも届いたのかな」と少し涙目で語った。

 劇中では、『おジャ魔女どれみ』の音楽やマジカルステージなど当時の記憶を蘇らせる演出もある。「当時見ていた人は少し懐かしさも感じられると思います。きょう見た方や、この映画に出会えた方、一人でも多くの方が強く思い出として残ってくれたら嬉しい」と思いを明かした。

 本作のテーマは「魔法」と自身の認識を明かした松井。「不思議な力だけでなく、自分が持っている魔法がどんな魔法なのか、友達はどんな魔法なのか、見終えた後に話し合ったり、考えるきっかけになれば」と呼びかけた。

 舞台挨拶を終えた松井はその日の夜、自身のインスタグラムを更新。「魔法に溢れたこの物語が誰かの思い出の作品になりますように。目の前にお客さんがいることのありがたさ。気が引き締まる思いと、感謝の気持ちでいっぱいでした」と綴った。

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