ドキュメンタリー映画『存在する理由 DOCCUMENTARY of AKB48』プレミア上映会の舞台挨拶をおこなったAKB48のメンバー(撮影・松尾模糊)

ドキュメンタリー映画『存在する理由 DOCCUMENTARY of AKB48』プレミア上映会の舞台挨拶をおこなったAKB48のメンバー(撮影・松尾模糊)

 AKB48の5作目となるドキュメンタリー映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』(7月8日公開)のプレミア上映会が30日、東京・台場シネマメディアージュでおこなわれ、上映後に、AKB48総監督の横山由依(23)をはじめ、渡辺麻友(22)、柏木由紀(24)、島崎遥香(22)、小嶋陽菜(28)、峯岸みなみ(23)などメンバー12人が舞台挨拶に出席した。およそ2年間という月日の中で撮りためられた映像を、改めて映画として鑑賞したメンバーがそれぞれの想いを語った。先日の総選挙で卒業を発表した小嶋は「これからのAKBを作っていくメンバーたち、頑張ってね」と後輩たちにエールを送った。

 前作『DOCUMENTARY of AKB48 The time has came 少女たちは、今、その背中に何を想う?』から2年が経ち、初代総監督である高橋みなみ(元AKB48)から2代目総監督の指名を受けた横山が代表して挨拶。横山は「この2年でAKB48も色んな変化がありました。卒業したメンバーがいたり、海外に行ったメンバーがいたりそれぞれ色んな経験をさせて頂いた2年でした。私もこの映画を見て、メンバーと引き続き、AKB48グループをもっと前に進めていきたいなという気持ちになりました」と決意を新たにしたことを述べた。

 先日の第8回選抜総選挙で卒業を発表した小嶋は「卒業発表してから何日か経ったんですけど、そんなに変化はなくって。今回この映画を観させて頂いて、これからのAKBを作っていくメンバーの娘たちの心境がストーリーに入っていたので、頑張ってねと思って観ていました」と第1期生として先輩目線の感想を持った様子。

 同じく1期生の峯岸みなみは、小嶋の卒業に関して「主要メンバーが卒業するたびに思うけれど、陽菜の卒業を目の当たりにした時にまた、自分の中で新しいAKBが始まるのかなと。ドキドキするような、寂しいような気持ちがある」と複雑な胸中を明かした。

 他方、渡辺は「石原監督は昔からAKBのことをすごく熱狂的に応援してくれているので、玄人目線と言いますか、ファンだからこそ撮れる作品だと思うのでAKBファンの皆さんにはとても喜んでもらえるんじゃないかと思います」とコメント。

 柏木は「今回は、今まで以上に色んな出来事が映されていて、挑戦だったり挫折や涙もあるんですが、それもポジティブに映されている感じがして。これからAKBの将来につながるような作品になっていてとても嬉しかったです」と今までとはまた違った視点で見れる作品に太鼓判を押した。

 また、向井地美音(18)は「個人的には(3年前の)私のオーディションの時の映像が、初めて見たんですが、すごい昔のように感じました」と感想を述べると、周りのメンバーからは「超かわいかった! 赤ちゃんみたい」とあどけなさを残す向井地の映像に絶賛の嵐が起こった。

 石原監督は「10年経って、5作目となり、これだけ国民的アイドルグループだと、外の世界との関わりは切っても切れない。だから外側の視線を入れた」と音楽家つんく♂や、2014年に東京・新宿に焼肉屋をオープンした元AKB48内田眞由美などにも取材をおこなっている。

 このことを受けて、島崎は「それぞれの卒業後の道はあって、私の将来はどうなるんだろうなと楽しみにもなりました」とコメント。内田と同期である宮崎美穂(22)は「まさか彼女が焼肉屋さんをオープンするなんて誰も思ってなかったので、私もいつアイドル辞めて焼肉屋さんをオープンするのかと思うと楽しみで仕方ないです」と語り、会場は笑いに包まれた。

 今回の映画では、インドネシア・ジャカルタで活動するJKT48も登場している。JKT48として活躍する仲川遥香(24)などのメンバーについて同期の渡辺と柏木は「本当に子供っぽい娘だったので、正直今の活躍は想像できてなかったので頼もしいです」と海外へ飛び立った同期の活躍に目を細めた。(取材・松尾模糊)

■作品情報

『存在する理由 DOCCUMENTARY of AKB48』
7月8日より、全国ロードショー
上映時間:108分
企画:秋元康 監督:石原真 出演:AKB48 配給:東宝映像事業部
(c)「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会 公式サイト:www.2016-akb48.jp

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