人の心と繋がる曲を…暁月凛、夢を歌う理由 惹かれる闇のリアル
INTERVIEW

人の心と繋がる曲を…暁月凛、夢を歌う理由 惹かれる闇のリアル


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年05月16日

読了時間:約11分

こういう世界観が子供の頃から大好きだった。

初回盤

――カップリングに収録した「Million Memories」も、アプリゲーム『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』のテーマ曲です。こちらは、まさにゲームの世界観とリンクした歌ですよね。

 そうです。「Early Days」は割と現実的な一面もあるのに対して、「Million Memories」は完全にファンタジーな内容です。ファンタジーな世界観へ浸って歌えば、その世界観へとても親近感を覚えています。

 「Early Days」は新たな挑戦としてすごく勉強になった歌なんですけど、「Million Memories」はわたしの原点に近い歌です。だって、普通「荒野の果てに流れる悲しみを湛えた口笛」なんて、現実の世界にはないことですからね。だけど、こういう想像を巡らせてゆく世界観が子供の頃から大好きだったからこそ、親近感を持って歌えたんだと思います。

――想像するという世界観を、とても膨らませていける楽曲ですからね。

 すごい情景描写が豊富な楽曲だなと思います。歌うときも風景を想像しながら。それこそ、耳元で風が砂を巻き上げる音などを感じながら歌ってました。

――「Early Days」と「Million Memories」、まったく違ったコントラストを持っているところもいいですね。

 対照的と言いますか、二面性が出ましたよね。でも、それらを全部合わせて一つの人間ですから。

――今回のシングル全体を通して、今の凛さんにとって、どんな作品になりましたか?

 「Early Days」は、わたしの持ち歌の中でもすごく現実味のある、一般の方々にも共感をいただける、生活感やリアルな人生感を持った楽曲なんですが、「Million Memories」はすごく幻想的な世界観を描いた歌になっています。すごく対照的な2曲ですけど、これもわたし自身の人生のようと言いますか、夢と現実が平行し共存している感覚を、今回の作品には覚えています。

――ところで、アーティスト写真の姿、セクシーですよね。

 セクシーですか!? わたしはぜんぜんセクシーなつもりじゃなかったんですよ。今までと違う、ちょっとユニークな感じのつもりなんですが。でも、セクシーだと思っていただけたのであれば、それもそれでありがたいですし、嬉しいです。

――本人的に、その受け止め方は微妙な感じですね。

 セクシーが嫌というわけじゃないんですけど。「そっか、セクシーか」と思ってしまうくらい、ちょっと意外な言葉でしたね。twitterのリプでもセクシーと言われたのは、1、2回くらい。人生の中、セクシーと言われたことが正直ないんですよ。プライベートを含め、セクシーと言われたことはんないように、今回が初セクシーということで(笑)。

――初セクシーいただきました。

 これも新たな体験です。初セクシー(笑)。

(おわり)

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