17歳は特別な年齢、吉田凜音 子供と大人の狭間でしか歌えない曲
INTERVIEW

17歳は特別な年齢、吉田凜音 子供と大人の狭間でしか歌えない曲


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年04月25日

読了時間:約10分

17歳は特別な年齢

吉田凜音(撮影=榑林史章)

――『SEVENTEEN』というタイトルですけど、自分と他の17歳とで違いは?

 全然違うと思いますよ。自分のほうが、精神年齢がぜんぜん低いし。すぐふざけちゃうし、「ウェ〜イ!」って感じで。自分でも子どもすぎるって思うし。だから少なくとも歳相応になれるように、これから頑張ろうと思います。

――すぐウェ~イ!ってなるのは、それはそれで吉田凜音らしさでは?

 え〜、自分では嫌です。でも、それが楽しいんですけど。

――早く大人になりたいと思う?

 え、でも、椎名林檎さんとか普通に格好いい女性を観ると、早く大人になりたいなって思いますよ。格好いい大人になりたいです。可愛いよりも、私は格好いいほうに魅力を感じるので。

――憧れる大人の女性って、どういう感じ?

 何だろう? ムズいですね(笑)。好きなアーティストの話とかぶるんですけど、自分の個性を出している人かな。ファッションだったりメイクだったり、ネイルとか髪型とか。何歳だからこうしなくちゃいけないとかじゃなくて、年齢を重ねても自分の好きなようにやっている人は、格好いいなって思います。

――17歳はどんな年齢?

 私にとって17歳は、すごく特別な年齢だと思っているので、『SEVENTEEN』というタイトルを付けました。子どもでもないし大人でもない、どっちでもない不思議な年齢が17歳なのかなと思っていて。その短い期間にしか歌えない曲を、たくさん歌いたいと思って、今回のアルバムを制作しました。

 18歳は、私から観ればもう大人だなって思うし、16歳はまだ子どもで、自分が16歳だったときも自分で「子どもだな」って思ってたし。17歳になったらちょっとは大人になれるかと思ったりもしたけど、結局なんだかんだで子ども扱いされることが多いし、「何か変なの」って思ってて。それで実際に18歳になる友だちを観ると、けっこう大人っぽい感じに雰囲気が変わっていて。ああやって少しずつ大人に近づいていくのかなって。

――じゃあ18歳になったら、大人として?

 はい。頑張りたいと思います。

――女優とかタレントとか、いろいろな活動も並行していますけど、音楽活動は?

 やっぱり音楽を中心に、表現活動の一環としてモデルや女優の活動もやっていきたいです。正直、モデルだからこうしようとか女優だからこうしなくちゃいけないみたいな、何か線引きをしているわけではないけど。モデルなら、背筋を伸ばそうと思うくらいですかね。ちょっと猫背なんで(笑)。

 モデルと呼んでいいかわからないくらい身長が低いんですけど、身長が低くてもこういう服を着れるとか、発信していけるのが自分のやりがいかなって思います。自分にしかできないことと言うか。それは音楽も女優も同じで、私にしかできないことをこれからも表現していきたいです。

(おわり)

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