ジャニーズ事務所の6人組男性アイドルグループのKing & Princeが15日、東京・六本木ヒルズアリーナでイベントを開催。新曲「シンデレラガール」で5月23日にCDデビューすることを発表した。会場に集まった1000人のファンの前で同曲を初披露。メンバーの平野紫耀(21)は「今日が新しい道の始まりだと思って進んでいきたい」と決意を新たにした。

 King & Princeはジャニーズとレコード会社大手「ユニバーサルミュージック」が合同で設立した新レーベル「Johnnys' Universe(ジャニーズ・ユニバース)」の第1弾アーティストとしてデビューする。これを記念し、5月16日~8月31日の期間限定で原宿にオリジナルグッズなどを販売する、スペシャルストア『King&Prince SWEET GARDEN』をオープンすることも併せて発表された。

 この日、6人はリムジンに乗って登場。岸優太(22)は初めての経験に「ビックリすることばかりでした」と興奮気味。岩橋玄樹(21)は「普通の車よりも車高が高くて、格好良く降りようとしたんですけど、子供がジャンプするみたいな感じになって恥ずかしかったです」と赤面。

 そして、ファンの間を抜けるレッドカーペットを通り、特設ステージへと上がる中で大きな歓声を受けた6人。平野は「バージンロードを歩いている感じでしたね」とコメント。自己紹介から5月23日に「シンデレラガール」でデビューすることが発表されると、大きな歓声と拍手が起こった。

 さらに同曲をこの場でファンに初披露。平野からの歌い出しで始まる明るく、さわやかなポップナンバーだ。それぞれのソロパートでしっかり繋いでいき、キレのあるダンスとサビでの振付も見ものだ。

リムジンで登場した左から岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人

 「シンデレラガール」について、平野は「移動中でも、家でもずっと聴いていました。そのくらい、僕らもハマった曲でした」と語る。永瀬廉(19)も「早くライブとかでも披露できたらいいですね」と初披露を終え、手応えを感じている様子。

 レコーディングについて岸は「みんなそうだと思いますが、シンデレラを想像しながら歌いました」と振り返る。神宮寺勇太(20)は「岸くんがレコーディング中、ずっと『すいません』って言っていたのが印象に残っています」とエピソードを明かす。これについて、岸は「なんていうか、『ありがとう』って言うところを『すいません』って言う癖がありまして」と説明。会場からも笑いがこぼれた。

 また、ソロパートについて、平野は「僕はど頭なので、あそこは真心込めて。花粉のように皆さんにまとわりつくように(笑)」と花粉症気味の自身を自虐しながら語る。

 さらに、サビの部分で右手でKing&Princeの“K”と“P”を形づくる振付をファンにレクチャーする場面も。振付について岸は「踊っていて気持ちいいですし、踊っていても音にハマっていますよね」と笑顔を見せた。

 限定ショップについて神宮寺は「SNS映えするアイテムもいっぱいありますので」、岸は「是非、僕らを体感してもらいたい」、そして高橋海人(18)が「色々と楽しめる内容になっています」とコメント。

 平野は「皆さんに楽しんでもらえたら嬉しい。ガラスの靴を幅広くサイズも用意して…」とまだ詳細が決まっていないグッズについて思案を巡らせた。

 デビューするにあたり、ジャーニーズの先輩たちからもメッセージをもらったというメンバー。永瀬は「(中島)健斗くんから『デビューおめでとう。ともに走ろう、これからも』と神山(智洋)くんから『関西弁忘れんなよ』とか、いっぱいメーセージをもらいました」とSexy Zoneの中島とジャニーズWESTの神山からもらったメッセージを明かした。

 最後にファンに向けて、メンバーがそれぞれメッセージを送った。

 岩橋「今までは皆さんの力を少しずつもらっていたのですが、これからはKing & Princeのファンを死ぬまで守り続けられるように頑張って行きますのでよろしくお願いします」

 神宮寺「皆さん、今日はありがとうございます。ここに来れなかったファンもいると思います。これから僕たちも全国に行って恩返ししたい」

 岸「新しい僕たちをとにかくたくさんの方に見て頂きたい。King & Princeはこれまでないほどの、でっかい輪を作って行きたいと思います」

 平野「色んな顔を見せて、皆さんの色んな顔を見て一緒に成長できるグループになれたらいいなと思います。今日が新しい道の始まりだと思って進んでいきたいと思います」

 永瀬「デビューという新しいスタートラインに立たせて頂ける中で、デビューするからにはナンバーワンを目指していきたいと思いますので、これからも変わらぬお力添えをよろしくお願いします」

 高橋「僕は活動の中で色んな現場でみんなの顔を見る度に、自分信じてアイドルやって来れて良かったなと思います。これからもステージをやっていく中でこの想いを変わらず感じれるように頑張って行きたいです。その為にはみんなの力が必要なので、できる限り付いて来て下さいよ。先陣切って手を伸ばすので」

 そして、メンバーは最後に投げキスをファンに向けて送り、会場が黄色い歓声で包まれる中ステージを去った。【取材=松尾模糊】

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