やっぱり心のやりとりをしたい
――お名前の“Leora”はハワイ語から来ているとのことですね。
本当はハワイ生まれという事にしたいんですけどね(笑)。最初に名前を考えた時は特にハワイ語という事にこだわりがそこまでありませんでした。でも、初めてハワイに行った時の事を思うと、現地の方は一緒にいるだけで誰かを元気にしたり、幸せにするパワーを持っていると感じました。
あと時間がゆったりとしているという事。何かあっても、彼らの「心配しなくて良いんじゃない? どうにでもなるよ」という温かさみたいな物に、自分のなりたい人物像があるなと。だから今思うと、ハワイ語で名前を付けた意味があったなと感じています。
――それは東京の忙しさの中にいるから感じるものでしょうか?
それもあるかもしれませんね。でも、東京も好きですよ。ただ上京した時は全員怖いなと思いました。知らない事ばかりだし、空も狭いし。「なんで空がビルとビルの間のこんな四角なんだろう?」って…。環境の変化に付いていけなくて「難しい場所だな」と思った事もあります。
「Puzzle」で描いた感情は、その時感じたことにとても近い様な気がします。何を信じたら良いかわからなくて、方言もないし、自分が言いたい事のニュアンスもわからない。相手が言っている事も自分に全てが伝わるわけではないので。もちろん、今は「東京で頑張りたい」と思っています。ここにいるからこそ、自然が恋しいと思えるのかもしれませんし。自然の良さを忘れずにいられるんですよ。
それから、こうして歌詞を書く事で伝えられている感触もあります。音楽って言葉とメロディがあるじゃないですか。言葉だけじゃ伝わらない事も、メロディの奥行きとか雰囲気や音色によって言葉を豊かにしてくれる。誰かから好きな音楽を教えて貰うのが好きなんですよ。「最近この曲聴いているんだよね」と言ってもらうだけで、解説されるよりも単純に刺さる様な気がしていて。やっぱり心のやりとりをしたいんですよ。
――2月からは『Leola 1st Oneman Live “Hello! My name is Leola.”追加公演』も決まっていますね。
昨年おこなった、3回の本公演に来てくださった方がいてこそ実現したことです。自分でも追加公演なんて考えられなかったので、感謝しています。まずは、本公演でやった事を他の場所でも同じ熱量で伝えられるように取り組みたいです。さらに、アップデートできるところがあれば挑戦もしたいですね。初めて行く場所も何カ所かありますので、初めての方にお会いできる事がとても楽しみです。不安もありますけど、届けたいという気持ちが大きいです。
――では読者にメッセージをお願い致します。
2018年初となるシングル「Puzzle」、ビジュアルとかもチームを変えたりして、新しい事への挑戦の始まりとなります。今まで知ってくださっていた方にも新しい発見をして頂ける様な1年にしたいですし、初めての方は1stアルバムも聴いて頂きたいです。色々なご意見あると思いますが、私のこの1年のチャレンジを見守ってください。
(おわり)
- Leola
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