今川宇宙、新ユニットお披露目 ピュアな歌声で魅了 父・西郷輝彦も後押し
今川宇宙
イラストレーターで女優の今川宇宙(20)が、有名ボカロPの黒魔と組み、音楽ユニット「よるごはん探検隊」を結成。そのお披露目ライブが8日、東京・秋葉原で開催の『イベント『PIXEL ART PARK 4』内でおこなわれた。ライブには囲み取材にも応じた。
昨年、サンミュージックに所属し、テレビ出演や舞台、イラストなどの活動を本格化させている今川。これまでもインディーズとして音楽活動をしてきたことはあるが、自己表現の一つとして改めておこなっていくおとを決め、その一環に今回、憧れだったというボカロPの黒魔と組み、音楽ユニット「よるごはん探検隊」を結成した。
8月に駿府でおこなわれたイベントでは「木綿のハンカチーフ」を歌唱。透き通った歌声が好評を得たという。「よるごはん探検隊」では黒魔が作詞作曲を手掛ける。当面は、チップチューンをベースとした音楽を作っていい、今川のピュアで真っ直ぐな歌声を活かした音楽づくりを目指していくことになりそうだ。
今川自身も「子供に聴かせたら楽しい。大人には懐かしいと思える曲を」との思いをしっかりと持っており、今後の目標についても「大きなステージでやりたいということではなくて、聴いた人すべてに受け入れなくても、私の波長に合う方に寄り添えるような歌を表現していきたい」と力強く語った。
また、今川の活動を家族は応援してくれているといい、なかでも父の西郷輝彦は、自分達が考えて表現するものには「頑張れよ」と背中を押してくれているようで、歌に関しても「凄く良い、もっと聴きたいと言ってくれた」と太鼓判を得ているようだ。
愛娘を思う父の気持ちは音楽だけでなく、芝居にも注がれているようだ。西郷と同居する今川が舞台の稽古を終え「稽古から帰ってきてから家で父に稽古してもらっています。ダメ出しもいっぱい」。そんな父へは「今は父のレベルに達していないからできないけど、将来は共演が出来たら嬉しい」との夢も明かした。
ユニットとしてはこの日が初めてのライブ。「楽しみ。この日のために準備をしてきました。緊張はしていません」と目を輝かせていた今川は勇者の衣装、黒魔が熊のマスコット姿で登場。
「絵本をイメージして、冒険の始まりの意味を込めました」というその内容は曲間に寸劇を取り入れ、デビュー曲「夜明けの声を探して」などを披露。ピュアな歌声、そしてピュアな世界観で、観衆300人の心を惹きつけていた。【取材・撮影=木村陽仁】