露崎春女「あと10回やりたい」ツアーファイナルで熱唱
シンガーソングライターの露崎春女さんが27日、東名阪ツアー『NOW PLAYING TOUR 2011』のファイナルとなる東京公演を、東京・赤坂BLITZにて開催した。
4月に移籍第一弾としてリリースしたニューアルバム『Now Playing』を引っさげた待望のツアーファイナルということもあり、オープンと同時に多くのファンが詰め掛け、露崎の登場をいまや遅しと待ちわびていた。
露崎さんがステージに登場すると、客席からは割れんばかりの大きな拍手が巻き起こりライブがスタート。オーディエンスからの止まない声援に、露崎さんは「あと10回くらい(ライブを)やりたい気分」と、笑いながらツアーの最終公演を惜しんだ。
「私が一番多感だった80年代から90年代前半の音楽を取り込んで作ったアルバム」と本人が語るニューアルバム『Now Playing』の曲を中心に展開されたこの日のライブでは、アルバムからのiTunes先行配信曲で、連日iTunesのR&Bチャート1位を獲得した「Sacrifice」を始め、代表曲「Forever In Your Heart」、「キセキノハナ」など、バラエティーに富んだ全18曲をパワフルな歌声で披露。
本格的なソウルナンバーの数々で客席を沸かせることはもちろん、オーディエンスとの掛け合いを楽しんだり、会場が一体となって曲の振り付けを踊るアットホームなシーンも数多く見られる「露崎春女らしい」ステージが終始繰り広げられた。
なかでも、ミュージカル「Dreamgirls」の楽曲でJennifer Hollidayの「And I am telling you I’m not going」をカバーした場面では、そのビッグバラードを歌う露崎さんの圧倒的な歌唱力に会場全体が魅せられて静まり返り、曲が終わった瞬間には割れんばかりの拍手と声援が響き渡っていた。
「デビューから16年間、こうしてやってこれたのは、私の歌を聴いてくれる皆さんがいるからです」と、支え続けてくれるファンへ感謝の気持ちを語った露崎春女は「今日は確実に私の人生の一部になりました。今日のこの日が、みなさんの一部になればいいなと思います!」と語り、東名阪のツアーを締めくくった。
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