仲村トオル、弱音吐かない自主ルールも…藤原竜也の首絞めに…
4人組ロックバンドの感覚ピエロが主題歌を担当した、映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』が10日に公開初日を迎え、主演の藤原竜也(35)が、共演の夏帆(25)、野村周平(23)、石橋杏奈(24)、竜星涼(24)、早乙女太一(25)、仲村トオル(51)と入江悠監督(37)らとともに舞台挨拶に登壇、過酷な撮影を振り返った。
映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』は、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の犯人がある日突然、殺人に関する手記を出版することをきっかけに公衆の面前にしたことから新たな事件に発展、様々な真相が明らかになっていく様子を追ったサスペンス。韓国映画『殺人の告白』を原作として、テレビドラマ『SR サイタマノラッパー』シリーズなどを手掛けた入江悠監督がアレンジ。殺人手記を出版する殺人犯を藤原竜也、これまでその犯人を追ってきた刑事を伊藤英明が演じる。
過酷を極めた撮影に対し藤原は、特にメインキャストとなる伊藤、仲村との数カ月にわたる撮影を「緊迫したシーンの連続の部分もあって、撮影自体は大変だったけど、空き時間にはトオルさんや伊藤くんらとも撮影以外のことを話したりすることもあり、楽しかったですね」と振り返る、特に仲村がかつて出演した『ビー・バップ・ハイスクー』や『あぶない刑事(デカ)』シリーズなどは世代でもあり、仲村との共演事態に感慨深さを感じた様子も見せていた。
一方、緊迫のシーンでは藤原が仲村の首を絞めるシーンなどハードな演技シーンもあり、そのときのことを仲村は「僕は今まで自分ではルールにしているんだけど、『ちょっと休憩させてください』というのを、この仕事(俳優業)を始めて1回も言ったことがないんです。でも今回は首を絞められるときに『もうちょっとだけ力を抜いてくれないかな』と言おうかどうか迷いました」と撮影時の頑張りを自負していたが、そこに藤原が「(トオルさんは)優しいので、翌朝の一発目のときに『ちょっと(力を)抜いてみたらどう?』って言ってましたけど」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
さらに「こんなとき、監督さんは得だなと思いました…」と藤原が入江監督に話を振ると、同じく首を絞められるシーンがあった石橋を引き合いに出し「石橋さんの方が先にやってましからね…」と話を受けながら「(力の加減は)まああそこは藤原くんに任せていたんで」とコメントを切り返していた。
本編のストーリーは謎が多く宣伝もしづらいということもあり、この日は登壇者が全員手にブザーを持ち、ネタバレ的なトークが出そうになるとブザーを鳴らすという趣旨の企画が実施され、特にストーリーのキーマン的な存在となる役柄を演じた野村は、あまり自身のアピールができないことから、「まあ言っちゃいますけど、僕は…」と喋り出しから、ずっと自分でブザーを鳴らしっぱなしにして笑いを誘う。
野村の登場するシーンは、事件の発端となった95年当初の風景を劇中でも再現されており、劇中には当時流れていた歌謡曲などが流れるシーンなど、かなりディテールにこだわった意向もうかがえる。野村はそんな自身の出演する過去パートに対して「懐かしい曲とかも出てくるので、楽しみにしていてください」と作品自体をアピールしていた。
なお、同映画の主題歌は冒頭の通り、4人組ロックバンドの感覚ピエロが担当している。本媒体では以前、感覚ピエロと入江監督の対談を実施。そのなかで入江監督は同エンドソングに求める役割として「残酷のシーンから心を解き放ってもらえるものを」と語っていた。(取材・撮影=桂 伸也)




「燃えたいんです」岡田准一のストイックさに伊藤英明も恐怖心、燃える斬り合いの舞台裏
染谷将太「イクサガミ」アイヌの弓使い役、岡田准一が探してきた達人に教わる
二宮和也、先輩・岡田准一プロデュース作に参加「呼んでくれて嬉しかった」
二宮和也、伊藤英明の秘密バラす「裸で英語の勉強」
『イクサガミ』岡田准一、伊藤英明とのアクションでケガも「そのまま活かそう」
『バトル・ロワイアル』カンペ頼みだったあるキャスト、藤原竜也「向く方向に全部カンペ」
仲村トオル『ビー・バップ・ハイスクール』伝説の鉄橋ダイブ「みんな興奮状態だった」
仲村トオル「猫みたいな目だね」に、15歳の中山美穂さんから返ってきた言葉が「大人だった」
仲村トオル『ビー・バップ』オーディション会場は「本物の方(ヤンキー)だらけ」