洋楽
J・ガイルズが死去 J・ガイルズ・バンドのピーター「永遠に…」
米ロックバンド、J・ガイルズ・バンドの結成メンバーでギタリストのJ・ガイルズさんが11日、マサチューセッツ州グロトンの自宅で死去した。71歳だった。同バンドのフロントマンだったピーター・ウルフは「ジェイ・ガイルズ、永遠に」と哀悼の意を自身のSNSで表した。
ザ・ボストン・グローブの報道によれば、ガイルズさんは自然死であり、犯罪性はみられないとはいえ警察は調査をおこなう方向だという。
1967年に結成されたバンドは、「マスト・オブ・ゴット・ロスト」「ラヴ・スティンクス」「カム・バック」などのヒット曲を生み出した。
1981年の「堕ちた天使」は大ヒットを飛ばし、翌年2月には米ビルボード・ホット100で6週間連続1位を達成した。1983年にフロントマンだったピーター・ウルフがソロ活動の為脱退。バンドは1984年、アルバム『ヒップアート』を出した翌年に活動を停止した。
2009年には本格的に活動を再開。しかし、ガイルズさんが自身の参加しないバンドやツアーに『J・ガイルズ・バンド』の名前を使うことに異を唱え、残りのバンドメンバーを訴える事態となった。それを機に、2012年にガイルズさんはバンドを脱退している。
同バンドは約50年間活動をしてきてロックの殿堂に4度のノミネートを果たしているが、まだ殿堂入りには至っていない。
ピーター・ウルフは、ガイルズさんの訃報を受けて「俺らが最高潮になって、満場をうならせたあの時期を思い出している。ジェイ・ガイルズ、永遠に」とフェイスブックで追悼している。